わだ たかまさ
災害危機管理アドバイザー。感染症で生死をさまよった経験から「防災士」資格を取り、自治体や企業の災害対策コンテンツを作成。専門誌編集長を歴任。アウトドア、サバイバル術も得意。2020年6月9日発売中後年のための『読む防災』(ワニブックス)他、講演会、各種セミナー(リモート可)TVなどマスコミ出演多数。
震災5年目に想う、変わったこと変わらないこと
今年もまた3月11日が近づき、東日本大震災から5年目という節目の年になりました。被災地以外の多くの人達にとっては、すでに遠い昔のことになっていることと思いますが、震災直後から気仙沼に住む親類の家に寝泊まりし、被災地を巡った自分にとっては、まるで昨日のことのようにも思えます。日本の災害史上最大級の広範囲の被害、被災者、そして今だに続く大量の長期避難者をもたらしたこの災害を、もう一度見直してみましょう。
海外旅行での感染・犯罪被害に備えるための対策
年末年始、春の卒業旅行と海外旅行に出かける人も多いこの時期。楽しいはずの旅行が、ちょっと油断をすると最悪の事態にならないとも限りません。国内とは違って「安全」に関して言えば、海外では日本の常識は通用しません。もちろん国によって大きく衛生環境や治安は異なります。今回はインドなど中央アジア諸国など感染症の可能性が高い場所での、個人が出来るセルフディフェンス(危機回避)について考えたいと思います。
大流行の兆し?ノロウイルスへの予防・対策
「食中毒」と聞くと、つい「物が腐りやすい夏場のものでしょう?」と考えがちですが、年間の食中毒の原因の一位を占める「ノロウイルス」による発生時期は冬場になり、11月頃から急激に増え、2月までの冬季がその最盛期にあたります。ノロウイルスには通常一定の免疫がありますが、今年は誰も免疫を持たない「新型」の発生が確認されているため、大流行の可能性が危惧されています。どんな対策が必要なのでしょうか?
東日本豪雨、被災地に空き巣が多数発生。その対策は?
東日本豪雨の発生により茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊しました。被災地では1万戸を超える家屋が浸水被害に遭い、避難者数は一時6000人近くに及びました。そんな甚大な被害が発生した被災地で、あろうことか空き巣被害が頻発しているといいます。そこで災害時に発生する犯罪被害についてその実態と対策を考えてみましょう。
鬼怒川決壊。再び遅れた避難指示をどう考えるべきか
台風や低気圧の影響により、長時間の降雨が発生した東日本豪雨災害。広範囲な浸水が発生したこの災害では、またもや避難指示の遅れが問題になっています。市民はこの自治体の発表する情報にどのように対処すれば良いのでしょうか。実際に現地に行って状況を確認してきました。
異常熱波が日本列島を襲う!生死に関わる熱中症対策
今年の熱波は異常としかいいようがありません。東京都心部で35℃を超える「猛暑日」の連続記録は気象記録史上初の8日を記録。京都・大阪など関西エリアでは12日を越え、連日40℃近い気温に襲われている群馬や岐阜などの地域でもこの状況は続きそうです。全国の熱中症による救急搬送車数は、8月第二週も1万人を超え、死者数も32名となり、「災害発生」と言っても過言ではないでしょう。
強風被害に備えるには?台風と竜巻の季節がやってくる
2015年はすでに7月の時点で二つの台風が日本列島に上陸していますが、夏から秋にかけてが、台風のもっとも発生しやすいシーズン。そして恐ろしいのが車や家屋を吹き飛ばす力を持つ竜巻の発生。これも9月~11月の時期が最も発生しやすく、日本国内でも近年、人的被害を生むような巨大竜巻の発生も観測されるようになりました。今回は「強風」に対して、どのような対策が可能なのかについてお知らせしたいと思います。
非常用ラジオで災害時に正しい情報を入手しよう
災害時に停電になった際、災害の状況やいつ避難所に移動すべきかなど、正しい情報を入手するために非常用ラジオが役に立ちます。最近では手巻きの充電式の物や、携帯電話の充電も可能なものが発売されており、今回はおすすめの2商品を紹介します。
都市型洪水の危険に備えて
近年、地球温暖化のために「異常気象」と呼ばれる現象が多発しています。その中でも「長雨」「集中豪雨」による洪水の危険が特に都市に起こるようになりました。その原因と対処方について考えます。
箱根大涌谷で火山性地震。噴火の可能性と対処方法
年間2000万人もの観光客を集め、近年では外国人観光客にも人気を得ている箱根。4月に入ってから火山性地震が多発。5月6日に噴火警戒レベルが引き上げられることになりました。大涌谷周辺の立ち入り規制が行われ、観光を主な収入源としている箱根町は大打撃。温泉の恵みは火山大国日本において大切な資源です。正しい情報と避難方法を入手しておきましょう。
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