わだ たかまさ
災害危機管理アドバイザー。感染症で生死をさまよった経験から「防災士」資格を取り、自治体や企業の災害対策コンテンツを作成。専門誌編集長を歴任。アウトドア、サバイバル術も得意。2020年6月9日発売中後年のための『読む防災』(ワニブックス)他、講演会、各種セミナー(リモート可)TVなどマスコミ出演多数。
阪神・淡路大震災から20年超、新たな地震予測の発表
1月17日は阪神・淡路大震災の発生した日。もうあの大惨事から20年以上の月日が流れてしまいました。東日本大震災以降は注目度も低下し、あまり振り返ることがなかった人も多いかと思いますが、政府機関である地震調査委員会は毎年、最新の「全国地震動予測地図」を発表しています。迫る巨大地震の発生を、国民はどう考えるべきなのでしょうか。
迫る首都直下地震、備えるべきは「地震火災」
2013年、首都直下地震の被害想定が大きく改訂された。シミュレーションによると、M7クラスが発生した場合の死者数は2万人を超え、また被害の7割は火災によるとのこと。1995年の首都直下型地震「阪神・淡路大震災」でも「地震火災」による被害が発生直後に拡大している。当時の状況に学び、迫る首都直下地震に備えるためには、どのような対策をしたらいいのか。
冬の台風「爆弾低気圧」とは?特徴・被害・対処法
「爆弾低気圧」は「急速に発達した温帯性低気圧」のこと。気象庁は「急速に発達する低気圧」と表現しています。冬の台風とも呼ばれ、主に日本海側から東北などの北日本に大きな影響を与えます。爆弾低気圧は台風とは違い、数時間で急速に発達するため、被害予測が非常に困難なこともあり、今後より警戒が必要です。今回は、発生時期や地域、対処法を簡潔にご紹介します。
冬の浴室で起きる「ヒートショック」を防ぐには
ヒートショックとは、急に生じる温度差によってからだに負担がかかること。冬場、浴室で発生する事故の原因として注目されています。冷えたからだを湯船で急激にあたためたり、入浴したあと寒い脱衣所に移動したりすることが原因で発生することがあります。脳梗塞や心筋梗塞など、生死に関わる症状にもつながるこの現象、防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
年末年始に増える「放火」被害を防ぐには?
空気の乾燥する冬に増えてくるのが「火災」による被害。湿度が低い状態だと次々に火が燃え移る「延焼火災」が発生しやすく、強い風などの気象条件が揃うと大火災に発展してしまう可能性があります。火災そのものは季節を問わず発生しますが、今回はその一大原因である「放火」によるものを防ぐための方法をお知らせします。
大掃除で「災害に遭いにくい家」にするには?
大地震の発生が間近と言われる日本列島。過去の地震による直接の人的被害は「室内」で発生する確率が70~80%を占めています(「津波」発生による被害を除く)。実際に、阪神・淡路大震災や熊本地震などの「直下型地震」では、室内で多くの人命が失われました。耐震性能の高い家に住むのが第一義的に優先されますが、家具の配置や整理整頓をすることで被害を最小限にすることができます。年末の大掃除に、ぜひやっておきましょう。
災害大国日本、その防災技術のトレンドを知る
地震や台風、豪雨による洪水。テロや周辺国からの脅威など、日本人は様々な「不安」から逃れられない。そういったものから人はどのように身を守るのか? また自治体や政府機関はどういった対策が可能なのか? 世界有数の災害大国であるこの国は、また災害対策においても技術革新が進んでいた。中でもドローンやロボットなどの進歩はすさまじく、より実用的になって、多くの人々を救うことだろう。
熊本地震から一年、震災に学ぶべき教訓とは何か?
2016年4月、熊本で発生した地震は記録上初めて、震度7という揺れが二度に渡って同じ場所で発生するという稀に見る地震災害でした。現地を視察し、一年を経て、どんなことが分かったのか。そしてこの地震災害において、今後起こりうる地震災害に対して、どんな教訓があったのか、それを検証してみたいと思います。
ゲリラ豪雨・台風、街のどこが危険になるのか
短時間で集中的に降雨現象が発生する「ゲリラ豪雨」。台風や前線による大雨の被害の違いと、どんな場所が危険になるのかを解説します。
熊本地震現地報告、そこで何が起きていたのか
2016年4月14日、21時26分、熊本県熊本地方でマグニチュード6.5、震度7という巨大地震が発生しました。さらにその28時間後、自分が熊本入りする準備をしている16日深夜1時25分。結果的には本震となる、さらに大きなマグニチュード7.3、震度7の大地震が続けて同じ場所に発生したのです。「二回続けて震度7の地震が同じ場所に発生した」という前例のない、初めての地震災害となりました。
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