さがわ あきら
間取り博士とよばれるベテラン建築家
住宅だけでなく、公共建築や街づくりまで手がけるベテラン建築家。
建てた後、ここに注意しなさい!
夢の一戸建てを建て何年・何十年と経つと、外壁の塗り替えや屋根の色の退色、内装材の劣化など、補修が必要な部分や不具合なども出てきます。これら補修・不具合は早期発見、早期補修が基本です。また今度でいいやと先延ばしにしていると、他の箇所にも影響を与え、余計な出費となってしまう恐れもあります。それでは一体どういうところに配慮していけばよいのかを確認していきましょう。
注文住宅における設計や監理の役割を理解しておこう
一般的な戸建て住宅の設計費用は工事金額の10~12%を目安に計算されているようです。10~12%の内訳は、設計が7割を占め、監理が3割です。あらためてそれぞれ図面の内容や監理の果たす役割を確認していきましょう。
自分の家の現場をチェックしてみる(後編)
前回の「自分の家の現場をチェックしてみる(前編)」につづきまして、今回は後編です!建物の内装を木工事の完了時と、内装仕上げ工事、使い勝手についてのチェック項目をあげています。
自分の家の現場をチェックしてみる(前編)
工事の進み具合は楽しみでもあり、また良い職人がきてくれるかどうかも気になるところです。しかも漫然と現場に行っても意味がありません。専門知識はなくとも、一緒につくりあげていく気持ちで現場と良好な関係をつくっていくことです。前編は地縄張り、基礎工事、上棟、屋根工事についてのチェック項目をあげていきます。
家づくり-コストアップする要因・ダウンする要因
建築雑誌や展示場の素敵な家を見ると、夢は膨らみ、どうしても予算オーバーになりがちです。まして注文住宅は分譲住宅と違ってグレードに応じて建築工事費はどんどん変わります。はじめて家をつくる人にコストを意識して下さいというのもむずかしい話です。まずは全体予算を伝えながらやり取りをしていきましょう。それでも建築工事費に対しての意識は持ち合わせていることが大切です。
住みたい家のイメージをつくる
施主がどんな家に住みたいのか、ボンヤリでもイメージがつかめていて、それを上手く伝えられれば設計者はそこからひも解き、形にしていきます。はっきりとしたイメージをつくることも大切ですが、建築家などに依頼をしているのであれば、むしろボンヤリしたイメージの方が良い場合もあるのです。ボンヤリとしたイメージというのはどんなイメージをいうのでしょうか?
子どもの育つ力を伸ばす間取り
子どもが育つ上で親と向き合う時間が最も長い住まい特別大切な場所です。したがってどんな家に住むかは生きていく上でさまざま影響を与えてくれるでしょう。たとえば自然と触れ合える空間は感性を育て、走ったり動き回ったり、全身を使って遊べる空間は体の発達を促してくれます。
賢くエネルギーを利用 スマートハウスってどんな家?
東日本大震災後、注目されるスマートハウス。名前は聞いたことがあるけど実際どんなものをいうの? そんなあなたにわかりやすく解説! 省エネ・創エネ・蓄エネのこともお教えします。
平面図と展開図で内部空間をつかむ
一戸建て住宅をつくるのに必要な図面は15~16種類あります。これらの図面はもちろんどれも重要ですが、なかでも意匠図面の平面図と展開図は日常生活の快適度に大きく影響します。設計図書が渡されたら、まずは平面図と展開図をしっかりと確認して内部空間をイメージし、空間を立体的に掴み取ることがポイントです。
子どもの成長を促す間取りのつくり方
子どもの頃の住まいの記憶は一生残るものです。いくら機能的に優れていても、おもしろみに欠ける住まいでは子どもの心に残ってはいきません。もちろん基本は家族の関係が一番重要ですが、家族の関係も住まいの仕掛けを通して思い出されるものです。変化のあるワクワク感のある間取りこそ子どもたちの好奇心を促し、心の成長を図ってくれます。
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