注文住宅/家づくりのイメージづくり・アイデア

平面図と展開図で内部空間をつかむ

一戸建て住宅をつくるのに必要な図面は15~16種類あります。これらの図面はもちろんどれも重要ですが、なかでも意匠図面の平面図と展開図は日常生活の快適度に大きく影響します。設計図書が渡されたら、まずは平面図と展開図をしっかりと確認して内部空間をイメージし、空間を立体的に掴み取ることがポイントです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

快適度を大きく影響させる図面

一戸建て住宅をつくるのに必要な図面は15~16種類あり、大きくわけると意匠・構造・設備の3つに分類できます。意匠図面は平面図や立面図など、構造図面は基礎や軸組図(骨組み)、設備図面は給排水や電気図面です。これらの図面はもちろんどれも重要ですが、なかでも意匠図面の平面図と展開図は日常生活の快適度に大きく影響します。設計図書が渡されたら、まずは平面図と展開図をしっかりと確認して内部空間をイメージし、空間を立体的に掴み取ることがポイントです。


平面図のチェックポイント

専門家の間で誰もが書けるのは1/100の図面、誰もが書けないのが1/100の図面という言葉があります。ある意味で1/100の縮尺が非常に曖昧ともいえます。しかしながら基本計画の打合せの段階ではほとんどが1/100の図面です。これが縮尺1/50になると急に細かく、様々なメッセージが込められた図面になります。平面図は基本的に床面から高さ1m程度の位置で水平に切った断面を描いています。

【チェックポイント】

・各部屋の配置と広さ
・各部屋のつながりに無理はないか、動線の流れを確認
・開口部の位置と大きさ
・廊下や階段などの広さや幅のチェック
・日当たりや通風のチェック

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延床面積30~50坪くらいの一戸建て住宅をつくるには、15~16種類の図面を30~40枚くらい書きます。 ※クリックすると拡大します。



次のページでは展開図のチェックポイント!

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