のだ たかし
名古屋市生まれ。生家の近くを走っていた中央西線のSL・D51を見て育ったことから、鉄道ファン歴が始まる。早稲田大学大学院修了後、高校で語学を教える傍ら、ヨーロッパの鉄道旅行を楽しみ、「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」を出版。その後、守備範囲を国内にも広げ、2010年3月で教員を退職。旅行作家として活躍中。
八ッ場ダム建設で新ルート誕生 JR吾妻線の旅
群馬県を走るJR吾妻線は、八ッ場(やんば)ダム建設に伴い水没区間が生じることから、岩島~川原湯温泉~長野原草津口間(約10km)を付替え、2014年10月1日より新ルートでの運転を開始。途中にある川原湯温泉駅も移転となり、新駅として営業を始めた。さっそく新ルートを試乗したので、その他の吾妻線の見どころと共にレポートする。
最後のブルートレイン! 寝台特急「北斗星」の旅
残り少なくなった寝台特急。中でも昔ながらの青い客車(ブルートレイン)で編成された定期列車は、上野と札幌を結ぶ「北斗星」だけとなってしまった。豪華寝台特急「カシオペア」と異なり、A個室からB個室、それに旧式の開放B寝台まで寝台車のタイプは様々で、グループでの旅、二人旅、それに一人旅にも対応している。2016年3月の北海道新幹線部分開業とともに引退もささやかれる「北斗星」。今回は札幌から上野まで乗車してみた。
東海道新幹線の車窓から ~意外な見どころを楽しむ~
2014年10月1日で開業50周年を迎える東海道新幹線。ビジネスや所用で乗る人が多いせいか、車窓に注意を払う人は多くない。しかし、富士山、浜名湖など自然豊かな情景が通り過ぎ、そればかりかユニークな「見どころ」も点在し、変化に富んで退屈しない。たまには車内での仕事や居眠りをやめ、車窓に注目しようではないか。何度も乗っていても、今まで気づかなかった発見があり、楽しめること請け合いである
半年先まで満員!?レストラン列車「TOHOKU EMOTION」
東北レストラン鉄道「TOHOKU EMOTION」が大人気だ。噂が噂を呼び、半年先まで満席状態が続く。ツアーに申し込まない限り乗車できないのだが、募集と同時に締め切ってしまうとか。特別仕様の専用車両で、地元の幸を素材にリッチな雰囲気で、太平洋の雄大な車窓を眺めながらのランチタイム。幸運にもツアーに参加できたので、その乗車体験をレポートしよう
南房総の休日は「リゾートあわトレイン」で楽しもう
南房総の館山~安房鴨川間は、普段は各駅停車しか走らないローカルな区間。しかし、風光明媚な海岸風景が楽しめることから、行楽シーズンには快速「リゾートあわトレイン」が走っている。海側が座席、山側がお座敷というユニークな車内やイベントカー、途中駅のホームでは物産の販売など、楽しみがいっぱいの観光列車に乗ってみた。
水戸岡鋭治の新デザイン観光列車「ろくもん」とは?
第三セクターのしなの鉄道(軽井沢~上田~長野)に観光列車「ろくもん」が登場した。長野新幹線開業に伴い第三セクター化された信越本線の一部区間は、しなの鉄道になって以来、地域輸送に専念し、地味な感が否めなかったが、ようやく観光列車をつくり、沿線の活性化に取り組み始めた。車両をデザインしたのは、JR九州の観光列車プロデュースで一躍有名になった水戸岡鋭治氏。どんなサプライズがあるのか試乗してみた。
足湯のある新幹線「とれいゆつばさ」デビュー
速いのが取柄と言われ続けた新幹線車両に、そのイメージを根底から覆す、ゆとりある楽しい車両が登場した。車内に足湯を設置、湯上りラウンジ、畳敷きのお座敷指定席と、列車まるごと温泉地のような観光列車「とれいゆつばさ」である。どんな列車なのか、さっそく乗車レポートをお届けしよう
新フジサン特急、フジサンキャラ新顔総出演でデビュー
富士急行線の大月~河口湖を往復する「フジサン特急」は、富士山の世界遺産登録以来、沿線への観光客増加で人気を博してきたが、昨年、車両の老朽化のため2編成のうち1編成が引退した。その後継車両8000系が2014年7月12日よりデビューすることになったので、詳細をレポートしよう。
夏におすすめの鉄道旅行
夏にふさわしく涼を求めて旅立つ先は、北海道と甲信越。そのオススメ路線の見所を紹介してみよう。さらに初夏の風物詩、箱根登山鉄道の「あじさい電車」も紹介する。
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