マツイ マサナリ
作家。 政治、文化芸術、スポーツ、エンタインメント分野の記者、事業プランナー、国会議員のスピーチライター。
導入が見送られたパチンコ税とはどんなものか
携帯電話利用者への課税と並んで導入が検討されていた「パチンコ税」が、2015年度の税制改正では見送られることとなった。パチンコは20兆円産業とも言われることから、1%の税率でも2,000億円の税収と言われるなど様々な情報が飛び交っている。しかし情報には誤解も含まれている。それにパチンコの換金は今もなおグレーな存在。整理しなければならない点は多い。
フィギュアに悪影響を及ぼしかねない「30秒ルール」
ISU(国際スケート連盟)が新ルールを発表した。その中にはやや疑問に感じるものが含まれていた。国際大会では、名前をコールされてからスタート位置につくまでの制限時間が定められているが、それが従来の60秒から半分の30秒に短縮されたのだ。しかも30秒をオーバーすると減点され、もし60秒以内に演技を開始しなければ棄権とみなすという大変厳しいものだ。
「MRJ」は日本の誇りを取り戻すための挑戦
約半世紀ぶりの国産旅客機として三菱航空機により開発が進められている「MRJ」=三菱リージョナルジェット。その機体が愛知県の工場で公開され、来年には試験飛行が予定されるなど期待が集まっている。MRJは日本の航空技術の復活であるとともに、日本の誇りを取り戻すための挑戦でもある。
高橋大輔が人々に与えてくれたもの
いつかその日が来ることは知りながら、世界中のフィギュアファンが迎えたくなかった日がついに訪れた。フィギュアスケートの高橋大輔選手が現役を引退した。世界中のファンは、これから高橋大輔のいない冬を迎えることになる。
日本の馬はなぜ凱旋門賞を勝てないのか?
競馬ファンのみならず、日本中の期待を背負って凱旋門賞に出走した日本の最強馬3頭が惨敗を喫した。これまで2年続けてオルフェーヴルが2着に健闘していただけに、今年こそはと期待されたが、結果は勝ち馬の影さえ踏めぬ大敗だった。ドバイのG1では何頭もの日本馬が優勝しているが、なぜ凱旋門賞は勝てないのか。その鍵はフランス競馬の正体にある。
ウォッチ型端末でアップルは新機軸を打ち出せるか?
アップルコンピュータの新型iPhoneには、発売前から今回も長蛇の列が出来た。これを見る限りアップル人気は健在だが、一方で慎重に見極めたい展開もある。すでに発表された腕時計型の端末「アップルウォッチ」だ。腕時計型端末は「苦しい時の腕時計型」とも言われ、AVあるいはIT企業にとってアイデアが枯れた時に苦し紛れに出されてきた面もあるからだ。果たしてアップルは新機軸を打ち出せるのか?
スコットランド独立機運を加速させたものとは
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス)が、一角をなすスコットランドの独立を巡り揺れている。独立かイギリスにとどまるかは9月18日に行われる住民投票で決定されるが、もし独立となればその影響はスコットランドとイギリスとの関係だけにとどまらず、分離独立問題を抱えるスペインなど他国に飛び火する可能性もある。
厚労省「日本人のカジノ利用禁止」に隠された真の狙い
日本版カジノ解禁の動きが高まる中、衝撃的なニュースが駆け巡った。厚生労働省が、日本版カジノにおいて、日本人の利用を認めないよう政府や関係省庁に対して働きかけていく方針が明らかとなったのだ。ギャンブル依存症患者が増加する懸念がその理由とされるが、その裏にはまったく異なる、別の思惑が隠されていることに気づかなくてはならない。それは日本参入を目論む外資カジノ企業への痛烈な「ブラフ」である。
理研・笹井氏を死に追いやった日本社会の過ち
日本のみならず世界に衝撃を与えた理化学研究所CDBセンター笹井芳樹副センター長の自殺。彼の死は、単なる一人の人間の死として扱ってよいものではない。なぜならそれは自殺という形を取りながらも、実際は、死なせてはならない人を日本社会が死に追いやったに等しい死だったからだ。しかし彼の死後もその点が全く俎上に上がらない。その異常さを考えてみる。
上場を予定しているLINEは本当に信用できるのか?
近く株式上場を予定するなど人気のLINEだが、従来よりアプリが個人情報を吸い上げることに不安を訴えているユーザーも多い。最近はアカウント乗っ取りによる詐欺事件などが起き、セキュリティの問題も指摘されている。便利な反面不安点もあるLINEだが、どこまで信用できるのか、注意点はどこにあるのか。
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