すずき まさみつ
『投資信託事情』の編集および、マネー本を中心に書籍160冊の制作にかかわった出版プロデューサーが投資信託の最新情報を紹介します。
JPX日経インデックス400に連動するファンドは買いか?
年明け、1月6日から算出がスタートした新インデックス、「JPX日経インデックス400」。業績やROEなども考慮して構成銘柄を選ぶファンダメンタル・インデックスとして注目を集め、それに連動した運用成果を目指すインデックスファンドも登場しました。
みんなが投資信託を買うきっかけとは
投資信託協会が「投資信託に関するアンケート調査報告書2013年」を発表しました。いつも、このアンケート調査で注目しているのが「投資信託購入のきっかけ」という質問項目です。今回は「証券会社や銀行等の人から勧められて」という回答比が56.4%となり、前回調査時に比べて減少しました。
新規設定ファンドは買わない方が良い
11月に新規設定されるファンドの本数は、追加型で62本。単位型が8本です。ちなみに10月は、追加型で119本にも達しました。相変わらず新規設定ファンドが増えていますが、正直なところ、新規設定ファンドを買うのは、いろいろな意味でリスクが高いといえます。
高くなった基準価額のファンドは割高?
このところの株価上昇によって、株式投資信託の基準価額が上昇してきています。なかにはアベノミクスが話題になった昨年の今頃から見て、基準価額が倍以上になったファンドも出てきました。が、そこで問題になるのが、「高い基準価額のファンドは割高」という勘違いです。さて、どこが勘違いなのでしょうか。
NISAで増える高額なJ-REITの分割
NISAのスタートまであと1カ月とちょっと。なかにはJ-REITに投資して、平均的に上場株式よりも高い分配利回りを非課税で享受しようと考えている方もいらっしゃると思います。しかしJ-REITの泣き所は、最低投資金額が100万円を超えてしまう銘柄が意外に多いこと。その問題点をカバーするため、これから分割銘柄が増えてくる可能性があります。
NISA&定期預金の経済メリットは?
いよいよNISAの口座開設がスタートしました。証券会社、銀行ともにさまざまなキャンペーンを打ち出して、顧客の囲い込みを熱心に行っています。そのキャンペーンのなかでも、銀行が打ち出しているのが定期預金との組み合わせによるキャンペーン金利です。果たして、そのメリットはいかほどのものでしょうか。
金融庁から警告を受けたFXファンドにご用心
このところ、FXを用いて運用するファンドというのが、問題になっています。一体、どういう仕組みの商品で、何が問題なのか。被害者がかなり増えているという情報もあるので、用心するに越したことはなさそうです。
いつかはゆかしの問題点とは
すでに多方面で報じられているように、アブラハム・プライベートバンクが金融商品取引法違反で6ヶ月の業務停止となりました。また同社だけでなく、IFA JAPANとK2インターナショナルも、それぞれ時をほぼ同じくして、3ヶ月、1ヶ月の業務停止処分となりました。この手の海外ファンドを用いた投資スキームのどこにリスクがあるのかを、整理しておきましょう。
NISAで投資信託を買うならコストの安いものを
NISA口座で投資信託を購入する場合、どのようなファンドを選ぶかという点で悩む人も多いでしょう。様々な選択基準がありますが、ともすれば忘れがちなのがコストの問題。長期投資する場合、コストの問題は運用収益そのものに大きな影響を及ぼすので注意が必要です。
NISAで投資信託を買うなら「分配金の種類」に注意!
NISA口座を使って投資信託を購入する場合、分配金には2つの種類があることを覚えておいてください。課税対象となる「普通分配金」は、NISAで非課税になるメリットを享受できますが、「元本払戻金(特別分配金)」はもともと非課税なので、分配金全体に占める元本払戻金の額が大きなファンドを買うと、非課税メリットはその分下がってしまうのです。
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