うちだ まさみ
フリーアナウンサー|経済・投資番組を担当するなかで得た、FXの基本から実践方法までを紹介。
外国為替相場に大きな影響を与える「経済指標」
ひとことで「経済指標」といっても、実にさまざまな種類があります。しかも、通貨を発行している各国が、それぞれ独自の経済指標を持ち、それらを公表しているため、何を見れば良いのか、迷ってしまう人も多いでしょう。ただ、現実を見ると、為替レートに影響を及ぼす経済指標は、かなり限定されていることが分かります
通貨ペアの性格(10)「米ドル/カナダドル」
カナダは鉱物資源が豊富な資源大国です。そのため、豪ドルと同様、資源国通貨のひとつとして位置づけられていますが、市場での取引量自体は、豪ドルに比べて非常に少ないマイナー通貨です。そのため、通貨のボラティリティも高く、豪ドルに比べてリスクの高い通貨と考えられます。
通貨ペアの性格(8)「米ドル/スイスフラン」
スイスは永世中立国であり、その通貨であるスイスフランは、紛争や経済的な混乱が生じた場合、避難先の通貨として買われる傾向が見られます。またスイスは金融立国であり、その地位を維持するため、ユーロに加入することなく、独立した通貨体制を維持しています。
通貨ペアの性格(7)「豪ドル/円」
個人に最も人気の高い通貨ペアが豪ドル/円です。金利水準が高いことに加えて、資源国通貨であることから、将来、中国などの新興国がさらに経済発展し、資源に対する需要が高まった時、経済的に豊かになる可能性があるため、注目度が高まっているのです。
通貨ペアの性格(2)「ユーロ/米ドル」
通貨ペアにはさまざまな組み合わせがありますが、このうち外国為替市場での取引量が最も多いのが、ユーロ/米ドルの通貨ペアです。米ドルを発行している米国、ユーロを発行しているユーロ圏は、世界で最も大きな経済圏なので、貿易取引などで用いられる頻度も非常に多く、結果的に外国為替市場でも頻繁に取引されています。
FXで利益を得る基本的な仕組み
FXの取引で得られる利益は、大きく2つあります。通貨の売買によって得られる為替差益と、通貨ペアの金利差によって得られるスワップポイントです。スワップポイントは外貨預金でいう金利のようなものですが、日々、受け払いの金額が異なる点に注意が必要です。
FXが人気を集める3つの理由とは?
1998年の改正外為法改正で誕生したFXは、今や個人の外貨投資手段として、高い人気を持つまでになりました。その人気の理由は、(1)コストが安いこと、(2)流動性が高いこと、(3)取引が自由にできること、の3点です。いずれも外貨預金や外貨建て外債には無かったメリットです。
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