書籍・雑誌
読み始めたら止まらない小説
「Good Answers」にご投稿いただいた、“読み始めたら止まらない小説”をオールアバウトがセレクト。どれも徹夜は必至の作品ばかりです。
記事一覧
一夏の少年達の心の成長 「スタンドバイミー」
投稿記事大人への階段を上る成長物語■あらすじ1950年代末、アメリカ、オレゴン州の小さな町キャッスルロック。12歳のゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は木の上の秘密基地に集まりいつも一緒に遊ぶ仲だった。皆家庭に複雑な事情があり性格も違っていたが、ウマが合い連帯感で堅く結ばれていた。ある日バーンは兄たちの...続きを読む
ムツゴロウさんの異色作品 「深海艇F7号の冒険」
投稿記事ムツゴロウさん自身が認める代表作品残念ながら、すでに版元の角川文庫のホームページで検索しても見当たりませんが…。みなさんご存じの「ムツゴロウさん」こと、畑正憲さん著作の小説です。畑正憲さんは、エッセーや動物関係の本を数多く執筆されていますが、その中でも異色な作品となっているのが、この「深海艇F7号の...続きを読む
永遠の名作!三島由紀夫の代表作「金閣寺」
投稿記事小説全体の構造を意識して書かれている名作はじめて読んだときに、徹夜したような記憶があります。芥川なんかが、言葉の選定のひとつひとつに非常に腐心して、化学者がピンセットで触媒なんかを試験するような文体なのに対し、三島は(もちろんそういう言葉選びの繊細さは彼にもありますが)もっと小説全体の構造を意識して...続きを読む
次から次へと一気読みしたくなる「十二国記シリーズ」
投稿記事どこかの国の歴史のノンフィクションのような作品元々はライトノベルとして出版されましたが、後に文庫から体裁をかえて出版されました。それほどの世界観と文章力です。古代中国によく似た風俗と生活基盤を持つ、十二の国がある世界。中心になっているのは現代日本からその世界に流された女子高生が、王様になる物語。ざっ...続きを読む