古民家
古民家探訪(2ページ目)
古民家、古き良き住宅をご紹介。古民家や名建築、古民家再生・古民家リフォームの実例紹介や、昔の住宅のよさ、住み心地について専門家が解説します。
記事一覧
築90年超!大正期の民家「旧小山家住宅」
ガイド記事大塚 有美東京都墨田区に保存・公開されている旧小山家住宅。農家と、江戸の町屋的な性質の両方を併せ持つ住宅として、有形文化財に指定されています。今回は、この築90年を超える民家をご紹介しましょう。築90年を超える建物旧小山家住宅は、当時の当主だった小山市五郎氏が田口鉄五郎氏という地元の大工さんに頼んで建てました...続きを読む
加賀百万石前田家のお屋敷から学べるもの
ガイド記事大塚 有美東京都目黒区に旧加賀百万石の前田家のお屋敷が保存されています。今回は、建築当時、東洋一といわれたという旧前田侯爵邸をご紹介しましょう。有形文化財に指定されたお屋敷旧前田侯爵邸は、昭和4(1929)年5月に竣工した鉄筋コンクリート造の建物。地上3階、地下1階で、延床面積は約886坪という大きなお屋敷で...続きを読む
古くても美しい家。その理由はどこにある?
ガイド記事大塚 有美京都は街並みや景観に厳しい地域だからなのか、神社仏閣以外にも古い建物が多く残っている気がします。今回は、京都に点在する古い建物の中から、築70年以上の建物を4軒訪問。いずれも、古いながらも美しい佇まいでした。美しいと感じる理由はどこにあるのでしょうか。有形文化財に登録された病院下の写真は京都市中京区...続きを読む
大地震も戦争もくぐり抜けた築90年の家
ガイド記事大塚 有美東京都から名勝として文化財に指定されている旧安田楠雄邸は、東京メトロ千駄木駅より徒歩6分ほどの高台にあります。建築は大正8(1919)年。平成8年までは安田家の方々が住んでいましたが、現在は財団法人日本ナショナルトラストに寄贈され、修復工事を経て一般公開されています。築90年の古い建物ですが、近代和...続きを読む
100年の歳月が美しさをつくる旧篠原家住宅
ガイド記事大塚 有美栃木県・宇都宮駅のすぐそばに、国の重要文化財に指定された旧篠原家住宅があります。篠原家は、醤油の醸造や肥料の販売を営む大きな商家だったそうで、この建物は110年以上前に建築されたもの。今回は、1階・2階を合わせると100坪にもなる旧篠原家住宅を訪ねてみました。重要文化財に指定された商家旧篠原家住宅は...続きを読む
築70年超!パリのアパルトマンに学ぶ
ガイド記事大塚 有美欧米では古いという理由で、住宅の価値が下がることはなく、築50年、100年といった物件が売買されるなど、不動産として価値が認められています。フランスも例外ではないようで、今回は、パリ在住の日本人Tさんから、ご自身が購入された築70年のアパートの話を伺いました。貯金ゼロでパリにアパートを買う寝室の床の...続きを読む
関東大震災にも耐えた住宅・旧朝倉家に学ぶ
ガイド記事大塚 有美東京・渋谷区に、重要文化財である旧朝倉家住宅があります。このお屋敷は、元・東京府議会議長や渋谷区議会長を務めた朝倉虎治郎氏が大正8年に建築したもので、現在は渋谷区が管理しています。今回は、関東大震災でも壊れなかったこのお屋敷を訪ねてみました。旧朝倉家住宅があるのは、東京・渋谷区のなかでも、ファッショ...続きを読む
古い家に学ぶ 小説家・志賀直哉 奈良の自邸
ガイド記事大塚 有美小説の神様と言われる志賀直哉。彼が自ら設計した家が奈良県に保存されています。設計にあたった志賀直哉は、間取りから床の素材まで、細かく指示を出したのだとか。今回はこの住宅から、長く暮らせるヒントを探っていきましょう。小説家が自ら設計した家今回訪れたのは、奈良市高畑大道にある志賀直哉(1883~1971...続きを読む
古材と新材を融合させた「現代的古民家」
ガイド記事大塚 有美このサイトでは「日本の家が短命なワケ」や「家の寿命32年されどローン35年」などの記事で、日本の戸建て住宅の寿命の短さをお伝えしてきました。反面、皆さんが住宅に期待する耐久性は、当サイトの「あなたの一票」の投票結果では、40年以上となっています。どこか懐かしい感じのするOさんの家。幸いこのあたりは防...続きを読む
小さくても狭くても感じられる豊かさとは?
ガイド記事大塚 有美住まいの豊かさとは広さや大きさだけでしょうか?美しい街並に建つシンプルな住宅なら、小さくても狭くても豊かさを感じられるのでは?今回は住宅と豊かさについての話です。でも、その前に新幹線のエピソードから聞いてください。私の友人に、東海道新幹線を、1964年の開業以来利用している人がいます。当時、関西に住...続きを読む