住まいのプロが提案「イエコト」
プロが提案!住まいのヒント(14ページ目)
住宅・不動産の専門家たちが、プロならではの住まいのアイデアやヒントをご提案します。住まいのおもしろさを見つけてください。
記事一覧
地震保険加入率の地域差は4倍近くに
ガイド記事平野 雅之地震保険の加入者が着実に増加しているようです。この制度が始まったのは1966年とだいぶ古いのですが、阪神大震災以降に加入件数の増加が目立つようになり、2006年3月に1,000万件を突破しました。2015年7月末現在では1,658万件あまりとなっています。当初は3,000億円にすぎなかった保険金総支...続きを読む
都市型水害に強い宅地を考えたい
ガイド記事平野 雅之局地的な集中豪雨による被害が毎年のように発生しています。2015年9月には鬼怒川などの氾濫や堤防決壊で大きな災害が起こり、いまも不自由な生活を強いられている人が少なくありません。2014年8月の広島市における土砂災害も記憶に新しいのですが、何年か前には首都圏でも床上・床下浸水や落雷・停電事故が相次ぐ...続きを読む
建築確認審査日数についての誤解
ガイド記事平野 雅之たとえば、みなさんが何らかの病気になったとき、大病院へ行ったところ受付から2時間も待たされた挙句、診察は5分で終わったとします。ところが、同じ症状でかかりつけの医院へ行ったらすぐに診てくれただけでなく、30分かけてじっくり診察してくれたとします。受付から診察終了まで、一方は2時間5分、もう一方は30...続きを読む
公園のそばの物件はどうなの?
ガイド記事平野 雅之マンションや一戸建て住宅の隣やごく近いところが公園になっているとき、一般的には周辺環境のプラス要因として挙げられることが多いでしょう。緑が多ければ気持ちが和むだけでなく、高い建物が建てられて眺望や日照が遮られる心配もあまりありません。しかし、夜間の人通りが極端に少なくて街灯もまばらだったり、通行人か...続きを読む
マンション管理業者は違反が多い?
ガイド記事平野 雅之新築マンションの販売や中古マンションの仲介をしていると、その管理業者はだいたい決まった顔ぶればかりで、首都圏では大手による寡占が進んでいる印象もありますが、国土交通省の資料によれば全国に2,214社(平成27年3月末現在の登録数)もあるようです。そのマンション管理業者について、国土交通省は平成17年...続きを読む
マンションとラブホテルの微妙な関係
ガイド記事平野 雅之あるとき、地方の某市で物件を見るために歩いて現地へ向かっていたところ、手前のビルの屋根越しに巨大な看板が……。看板の下の建物自体は手前のビルに隠れて見えなかったものの、建物の屋上いっぱいに、およそ50m~60mの幅はあろうかという大きな看板で、ちょうどあたりが薄暗くなってきた時間帯、複数の色付きスポ...続きを読む
建築基準法違反の釈然としない幕引き
ガイド記事平野 雅之神奈川県内の地場のコンクリート会社が出荷したレディーミクストコンクリートに不適切な材料が使われていたとして、各地で工事が中断されたり、マンションの販売が見合わせられたりする「事件」があったのは2008年のことです。国土交通省が「建築基準法違反」として公表したのは横浜市、藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、大和...続きを読む
眺望良好の住宅地はデメリット?
ガイド記事平野 雅之山の中腹や丘の上に開発された閑静な住宅地。眺望良好で日あたりも申し分なし。暗くなれば街を見下ろす夜景もきれいで……。そんな好条件のところで、思わぬデメリットが生じることもあるようです。近くの公園が夜景の名所として広く知られるようになったため、夜ごとに若者が集まって大騒ぎをし、近隣住民の安眠が妨げられ...続きを読む
マンションの積立金は人を惑わす
ガイド記事平野 雅之マンションの管理人や理事長、会計担当者などが管理費や修繕積立金を着服する事件がときどき報道されています。管理会社による不正の場合もあり、再発防止策なども講じられていますが、まだ対策が十分ではないマンションもあるでしょう。少し古い話になりますが、2008年7月に長崎市内のマンションで「管理人が数年間に...続きを読む
住宅火災による最悪の事態を防ぐ近所付き合い
ガイド記事平野 雅之東京消防庁がまとめた資料によれば、東京都内で発生した「住宅火災」による死者数は2007年の107人をピークに、近年は減少傾向にあるようです。設置が義務付けられた「住宅用火災警報器」の効果もあるのでしょう。しかし、それとは裏腹に高齢者(65歳以上)の死者の割合が年々増え続けており、2013年は68%に...続きを読む