ミステリー小説
ミステリー小説関連情報(6ページ目)
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記事一覧
海堂尊のメディカルな世界
ガイド記事福井 健太ベストセラー作家・海堂尊海堂尊は1961年千葉県生まれ。外科医を経て病理医として勤務するかたわら、2005年に『チーム・バチスタの栄光』で"第4回このミステリーがすごい!大賞"を受賞。『ナイチンゲールの沈黙』『螺鈿迷宮』『ジェネラル・ルージュの凱旋』と続く医学ミステリー、ユーモラスな犯罪小説『夢見る...続きを読む
ミステリー作家としての三雲岳斗
ガイド記事福井 健太3つの新人賞に選ばれた作家宇宙ステーションを訪れた材料工学研究家・鷲見崎凌と従妹の舞衣は、無重力の部屋で"墜落死体"を発見する。奇抜な舞台とトリックを生かしたSFミステリー。コバルト文庫出身の岩井志麻子が日本ホラー大賞、ジャンプノベル出身の乙一が本格ミステリ大賞、ファミ通文庫でデビューした桜庭一樹が...続きを読む
ジョン・コリアの奇妙な味
ガイド記事福井 健太異色短編の才人ロアルド・ダールやスタンリイ・エリンなど、異色短編作家はミステリー好きの間で根強い人気を保っている。約半世紀前に刊行された早川書房の叢書〈異色作家短篇集〉が――多少のリニューアルを経て――2005年から2007年にかけて再刊されたのも、彼らの定番ぶりが評価されてのことだろう。ジョン・コ...続きを読む
シャーロック・ホームズの災難続き
ガイド記事福井 健太シャーロック・ホームズの基礎知識本格ミステリーに名探偵は付きものだが、シャーロック・ホームズがその代表格であることは間違いない。世界各国に熱狂的なマニア(=シャーロキアン)を持ち、文学史に大きな足跡を残したホームズ譚は"人類の文化遺産"なのである。まずは基本的なデータを押さえておこう。コナン・ドイル...続きを読む
重鎮・島田荘司のベストセレクション
ガイド記事福井 健太現代本格ミステリーの"神"日本の本格ミステリーファンにとって、島田荘司ほど強烈な存在感を放っている作家は他にいないだろう。1948年に広島県で生まれた島田は、武蔵野美術大学を卒業後――ダンプカーの運転手やイラストレーターなどを経て――第26回江戸川乱歩賞の最終候補作『占星術のマジック』を改稿した『占...続きを読む
書籍とCDのコラボレーション
ガイド記事福井 健太CD付き単行本の可能性PCやAV機器の普及した現在、ディスク付きの雑誌は巷に溢れているが、ミステリー小説にディスクが付くことは特例(西尾維新『零崎双識の人間試験』など)を除いて有り得なかった。しかし――2007年11月、CD付きのミステリー関連書が立て続けに刊行された。時期が重なったのは偶然だとして...続きを読む
ハードボイルドの巨匠・矢作俊彦
ガイド記事福井 健太多才の人・矢作俊彦警察に殺された仲間の仇を討つため、マイク・ハマーと仲間たちは首都高速に罠を巡らせる。ネオハードボイルドを代表する鮮烈なデビュー作。1980年代は「冒険小説の時代」とも呼ばれている。大沢在昌、逢坂剛、志水辰夫、北方謙三――そんな錚々たるメンバーが1980年代初頭に登場したことで、冒険...続きを読む
ナンシー・ドルーの再臨
ガイド記事福井 健太ある世代の人々――それも子供の頃からの本好きであれば、ナンシー・ドルーの名前を覚えているに違いない。1930年に始まった〈少女探偵ナンシー・ドルー〉シリーズは、現在もなお新作が書かれている超ロングセラー。日本の子供が〈少年探偵団〉で推理モノに目覚めるように、アメリカの子供はこのシリーズで謎解きモノを...続きを読む
追悼・天城一
ガイド記事福井 健太戦後の復興期にセミプロとして活躍した探偵作家は少なくない。彼らは専門誌や同人誌にディープな探偵小説を発表したが、その多くは単行本化されることなく、歴史の奧へと追いやられていった。しかし21世紀の現在、熱心なマニアの要望を受け、優れた作家・作品が続々と発掘されつつある。そんな「幻の探偵作家」の筆頭格・...続きを読む
桜庭一樹ワールドへようこそ
ガイド記事福井 健太どんな時代にも旬の作家はいるものだ。力量のある作家が業界に認知され、機会を生かして傑作を発表し、多くの読者を獲得していく――その過程をリアルタイムで追うことは、本好きにとって大きな喜びに違いない。次々に話題作を上梓している桜庭一樹は、そんな「旬の作家」の代表選手。その質量ともに充実した仕事ぶりを見て...続きを読む