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SF・ミステリーを読む
センス・オブ・ワンダーを感じさせるSF、謎解きにワクワクするミステリー。夢中になれる作品を紹介しています。
記事一覧
寝不足注意! 読みだしたら止まらない翻訳ミステリー
ガイド記事石井 千湖忘れられない衝撃の結末『ジェイコブを守るため』語り手のアンディ・バーバーは、マサチューセッツ州の地区検事補。14歳の息子ジェイコブが、同級生が殺害された事件の容疑者になってしまう。アンディは必死でジェイコブを守ろうとするが、本人にはいまひとつ危機感がなく、うかつな言動で事態を悪化させる。さらにアンデ...続きを読む
介護をテーマにした衝撃のミステリー『ロスト・ケア』
ガイド記事石井 千湖葉真中顕『ロスト・ケア』ある裁判の場面から、物語は始まります。死刑を宣告された「彼」は、なぜ43人もの人間を殺めたのか。検察官の大友秀樹、総合介護企業フォレストの営業部長だった佐久間功一郎、X県八賀市で認知症の母を介護していた羽田洋子、フォレストが経営する八賀ケアセンターで働く斯波宗則。発生当時にさ...続きを読む
原田マハの“読む美術館”『ジヴェルニーの食卓』
ガイド記事石井 千湖原田マハ『ジヴェルニーの食卓』山本周五郎賞を受賞した美術ミステリー『楽園のカンヴァス』から1年。待望の最新作『ジヴェルニーの食卓』が上梓されました。元家政婦の修道女が色彩の魔術師・マティスの晩年を語る「うつくしい墓」、ドガと彫刻のモデルになった貧しい踊り子の話「エトワール」、画材屋の娘がセザンヌに父...続きを読む