ドバイ株の王道株エマールプロパティーズの概要
高層ビルが建ち並ぶドバイ、もうその成長は止まりません |
会社概要
アラブ首長国連邦(UAE)にあるEMAAR社はGCC(湾岸協力会議諸国~UAE、バーレン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビアで構成され、世界原油埋蔵量の4割を占める)諸国で最大の時価総額を持つ不動産開発企業です。創立は1997年で、2000年よりドバイ市場に上場している企業です。規模的には日本の住友不動産に近い大きさの時価総額や売上規模になります。開発物件は住宅、商業ビル、ショッピングモールや観光リゾートなどで、UAE国外にも数多く進出しています。またドバイ銀行などを傘下にもつ金融サービス業のほかに、ホテル、小売、教育やヘルスケア分野にも進出しています。現在建設中のブルジュ・ドバイタワーは世界で最も高いビルになることで知られています。
ドバイの基本情報
アラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つある首長国の一つがドバイで、人口は約130万人です。UAE全体のGDPは今年の予想で1960億USドルほどですが、一人あたりのGDPは日本より高く、昨年の成長率は11.5%にも達しました。UAEで最も大きな首長国は首都でもあるアブダビですが、EMAARのあるドバイはUAE全体の3割のGDPを持つ首長国です。そしてドバイ首長国経済開発庁長官が、何を隠そうEMAAR社の会長であり、自社のビッグプロジェクトとなっているブルジュ・ドバイプロジェクト(2KM平米の町全体の総額は200億ドル)などの都市開発を推進しているのです。尚、EMAAR社株式の32%は優先株式の割り当てによって政府保有となっています。これまでに政府はEMAAR社に1億2270万スクエアフィートもの土地を無償で開発のために提供してきています。ドバイのダイナミックな不動産開発に政府主導で関わっている会社といえそうです。
同国は正式な統計がないのですが、人口の8割以上が外国人(主にインド、パキスタン人)となっており、06年の新不動産法で外国人による恒久的土地所有が認められました。ドバイはアブダビに比べて石油の依存率が少なくなってきており、商業、金融、観光での発展を目指してフリーゾーン地区の開発も盛んで国外資本を呼び込んでいます。2020年のオリンピック候補でもあります。
ブルジュ・ドバイプロジェクト
09年までに約9300戸が供給されるこのプロジェクトの開発コストはAED280億(約8390億円)とEMAARの国内事業の中の半分超を占める壮大なスケールとなっています。ブルジュ・ドバイ ダウンタウンのマスタープラン
プロジェクトの中心である世界最高層ビルの建設も進んでおり、この中にはEMAAR社が世界的ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニ氏と提携して経営する、「アルマーニホテル」も172部屋で入る予定です。
またメインタワーはすでに1スクエアフィートあたりAED3000前後で前売りされており、市場価格に6割くらいのプレミアムが乗っている値段です。このメインの建物と域内にあるドバイモールの建築は50%出資しているTURNER社が行っており、同社はジュメイラグループが運営する世界屈指の最高級ホテル、「ブルジュ・アル・アラブ」を手がけた会社です。
ブルジュ・ドバイタワーの高さ(164階、800M予定)
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