主婦A子さんの申し出!
無駄なカードはきちんと見極めて整理したいもの
5枚のカードをすっきりさせたい!
A子さんは33歳の専業主婦で、子供は2人。持っているクレジットカードは、JCBゴールドカード(JCB)、めぐり姫ビューカード(VISA)、トイザらスカード(VISA)、イオンカード(JCB)、トヨタTS3カード(VISA)の5枚です。5枚あわせて年会費は1万2452円になりますが、いくつかのカードは一度も使わず、財布に入れているだけの義理カードになっているとのことでした。しかし、これではもったいないと、コストとお得の両面からカードの選び直しを断行しました。
カード整理の三原則はこれだ!
カードの整理のイロハは、以下の通りです。(1)まず、使わないカードを整理する
(2)次にメインとサブの二枚に絞る
(3)国際ブランドをダブらないようにする
という手順ですすめます。
JCBゴールドカードが大活躍
実際に整理にかかる前にA子さんに、カードをどうやって使っているかをお聞きしました。「一番使っているのは、JCBゴールドカード。毎日の買い物はだいたいこのカードで済ませています。イオンカードは、ジャスコなどで20日、30日のお客様感謝デーで5%割引になる時だけ使います。トヨタTS3はトヨタ車の車検やレンタカー、それにロードサービスを受けられるので持っています。めぐり姫ビューカードとトイザらスカードは、店で進められたから会員になっただけで、一度も使っていません。JCBゴールドカードで貯めたポイントは、マイルに換えてゴールデンウィークには、海外旅行に行きました。ディズニーリゾートのチケットにも変えています。できれば、ポイントのもっと上手な使い方を教えて欲しい」とA子さんは答えました。
サブカード選びで大難航
そこでまず、(1)の使っていないカードの整理から入ることにしました。一度も使っていないめぐり姫ビューカードとトイザらスカードを解約してもらいました。次に(2)のメインとサブの二枚に絞るですが、ここで問題が発生しました。メインはJCBゴールドカードですんなり決まったものの、サブにはイオンカードとトヨタTS3の二枚が残り、なかなか絞りこめません。どちらも使い道があって、切るに切れないというのです。しかし、ここは思い切って、1枚に絞っていただき、イオンカードを残すようおすすめしました。というのも、毎日の暮らしの中で継続的にお得が取れるのはどちらか、イオンカードなのかトヨタTSカードなのかを考えてもらったのです。
イオンカードの割引特典は捨てがたい
つまり、JCBゴールドカードをメインにして、その1枚でポイントを稼ぎ、毎月20日と30日にイオンのお店で5%割引を受けるというスタイルが最も分かりやすく、お得を継続できる組み合わせと考えたからです。次に(3)の国際ブランドのダブリをチェックしました。その結果、JCBもイオンも国際ブランドはJCBで重なっているので、イオンカードをVISAブランドに変えることをおすすめしました。ライフスタイルで選び直す
さて、ここまでで2枚に絞ってきました。しかし、本当にカードでお得をとろうと思ったらカードも生活スタイルにあわせて選ぶようにすべき。そこで私はA子さんが関心をもっているマイル一直線のライフスタイルに変えるように提案しました。A子さんの場合、これまでJCBゴールドカードでポイントを貯めて、それをJALのマイルに変えて無料航空券をゲットしてきました。しかし、これではずいぶんとロスがあります。JCBカードの換金率は、1000円利用で3マイルとなっています、それに対して、航空会社のマイレージカードを使えば1000円利用で5マイルも獲得できます。ですから、メインカードを、JALJCBカードに変えるだけで、マイルをもっと効率よく貯めることができて、人生をよりエンジョイできるようになるのです。
JALJCBカードをメインにもつ!
つまり、現在のJCBゴールドカードに変えてJALJCBカードをもち、サブにイオンカードを持つのがよりよい組み合わせだと思います。そのうえ、この組み合わせなら家計の節約になるという利点があります。JCBゴールドカードは、年会費10500円かかりますが、これをJALJCBカードなら、2100円になりますから、8400円のお得になります。年会費を大きく節約しつつ、マイル獲得のスピードがあがるわけですから、カードライフをより充実させることができるでしょう。
この提案にA子さんもかなり心を動かされたようで、さっそく考えてみるという返事をもらいました。みなさんもこのような考え方で、一度手持ちのクレジットカードを見直してみてはいかがでしょうか。
<関連サイト>
「余分なカードがリスクを招く」