アサノメール方式でジャンクメールを阻止
そのため、同社では、半径500メートルの円内の住民を対象として、安売り情報やクーポン券の配布をケータイメールで行い、囲い込みを徹底することも考えているようです。ただ、心配なのは、それでなくても多いメールの中でいかに読んでもらうかという工夫です。その点については、Edyで成功したスーパーアサノのメールを参考にするのではないでしょうか。アサノでは、メールをのべつ幕なしに送るのではなく、毎日一~二回だけ重要な内容のメールを送るようにしています。しかも、限られた人たちにだけその情報を送るので、結構な人気になっています。
チラシがなくなる日がすぐそこまできている
利用者にとってもアサノメールなら価値があります。特売チラシやクーポン券が毎朝飛び込んでくるわけですから歓迎できるのです。このメールが一般化すれば、おそらくチラシはいらなくなってしまうでしょう。セブンイレブンはnanacoによって端末を基点とするマーケティングの実践に入ったといえます。しかし、利用者とすると、やはり悩みますね。優先的にお得を知らせてくれるのですから、個人情報を渡してもいいと思う人もあるでしょう。一方で、住所、氏名を明かしてまでそんな情報は欲しくないという人もあるかもしれません。
要はその店をどれくらい重要視しているのかによるでしょう。思案のしどころです。
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