奨学金や教育ローンの利用は子どもと一緒に考えたい。
さらに専門学校や大学に進学すると、年間数十万円以上の費用がかかります。事前に準備できなかったとき、支えてくれるのが奨学金や教育ローン。ではこの奨学金や教育ローンを賢く選ぶ方法は?
奨学金、国の教育ローン、銀行の教育ローンの順に検討
利子の負担が、なるべく少なくすむように、次の順番で検討することをおすすめします。- 奨学金 …… 返済の必要がない給付の奨学金と、返済の必要がある貸与の奨学金があります。貸与=借りる場合も金利が低いのが特徴。各大学、自治体、企業や団体、日本学生支援機構などで取り扱っています。高等専門学校、専修学校、大学、大学院の費用に。
- 国の教育ローン …… 日本政策金融公庫で取り扱っています。金利が低いのがメリット。ただし利用できるのは年収が一定以下の人という制限があります。高校、専修・専門学校、予備校、各種学校、大学、大学院の費用に。外国の学校(6カ月以上の留学)も対象です。
- 銀行など民間金融機関の教育ローン …… 奨学金や国の教育ローンに比べると条件がゆるやかな反面、金利や特徴が金融機関ごとに違うので、よく調べて利用する必要があります。
銀行などの教育ローンについては、奨学金や国の教育ローンが利用できないときに検討しましょう。次ページで都市銀行の教育ローンの金利や特徴を紹介します。