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保険に入りたいなら、銀行に行こう?!(2ページ目)

銀行での保険販売が、ますます活発化してきました。銀行で入れる保険にはどんなものがあるのでしょうか? また銀行で保険に入るメリットは?

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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銀行で保険に入るメリットは?

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銀行での保険の販売は、今後ますます増えていきそうです。
保険に入るときの窓口はいくつかあります。

これまで多かったのが保険会社の営業員を通して入る方法。この場合は、その保険会社の商品についてしか説明してもらえません。保険料の安いネット通販を利用する方法もあります。自分で興味のある保険会社のサイトにアクセスし、保険料などを試算して、自分で判断して申し込みます。

これに対し銀行では複数の保険会社の商品を取り扱い、今のところ、窓口での販売が中心です。つまり、銀行で保険に入るメリットは、その銀行が取り扱っている複数の商品から選べる点です。

また最近は、複数の保険会社と代理店契約を結び、中立的な立場からアドバイスを行い、保険を販売するファイナンシャルプランナーや保険ショップが登場しています。

ちょっと整理してみましょう。
●入りたい保険や保険会社が決まっているなら
・ 保険会社の窓口や営業員
・ 保険会社の通販サイトからインターネットで
●複数の保険会社の商品を比べてみたいなら
・ 複数の保険会社と代理店契約をしている独立系のファイナンシャルプランナーや保険ショップ
・ 銀行(銀行や支店によっては保険を取り扱っていない場合もあります)
ということになりそうです。

注意点は?

銀行で入る場合も、そうでない場合も、今、保険に入るなら、貯蓄性のある保険(個人年金保険、終身保険、養老保険など)については慎重に考えた方がいいでしょう。保険には予定利率というものが決められています。予定利率とは、保険料をこの利率で運用しますよという約束です。長引く不況のため、銀行預金の金利も低いけど、保険の予定利率も、高いとは言えません。つまり、今、貯蓄性の高い保険に入るということは、金利の低い長期の定期預金をするのと似ています。今後、経済が回復すれば、もっと条件のいい保険が現れるかもしれません。

また、投資信託と個人年金を組み合わせたような仕組みの変額年金保険は、昨年秋の株価下落により、価格が下がり、販売を中止している銀行もあります。

銀行でも、保険に入るときの基本は同じ。どんなときに、いくら給付金を受取れるか、払い込む保険料の総額はいくらか、その保障は本当に必要か、貯蓄性のある保険なら預金よりも有利なのかを把握した上で判断することです。



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