資産運用/資産運用をするときの鉄則

ポートフォリオで殖やす!ワインと投資信託(2ページ目)

ワインと投資信託は似ています。商品の性格を適格につかんで上手に使えば、あなたのお金をしっかり働かせることができます。ワインとファンドの共通点を5点!

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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第三者が評価し、結果を公表している

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良いものを見つけるには、自分の体験が一番だが、すべてを体験できるほど人生は長くない。第三者の評価に依存するのも立派な発見方法であります!

ワインにはマスコミや生産者組合などの客観的な評価が付されています。評価の物指しを消費者に提供することで、良いワインであることを飲む前に知らしめています。そのことが、ワインの普及に役立つからですね。

ファンドにも、第三者格付け機関があります。モーニングスターやLipper社などが、さまざまな分析をして、その評価を公表しています。評価機関は、証券会社(ファンドの売り手)や投信会社(ファンドの作り手)のために存在するのではなくて、投資家のために存在しています。

売り手の証券会社や銀行が勧めてくるファンドが、本当に自分にとって良いものなのか?必ず確認をしてから購入してください。

ボジョレーヌーヴォーに大騒ぎするのは日本人だけ!


ボジョレーヌーヴォーは、やっと飲めるようになった新品のワインで、パリ当たりでは貧乏学生が愛飲するものです。

それを、日本では世界一早く飲めるとマスコミ、業界をあげて大騒ぎをして、とんでもなく高い値段で飲まされています。ファンドの世界でも、似たような状況にあります。

国内では毎日1本以上のルーキー・ファンドが組成されます。日本では、新しいファンドばかり宣伝されます。新しいファンドには、うぶな投資家の個人的な興味をそそりそうな名前が付けられて、派手な広告付きで売り出されます。

ほとんどの人が「セールスマンにすすめられたから」とか「広告を見て気に入ったから」といって、実績のない新しいファンドを買います。客観的な評価とか格付けを利用する個人投資家はほとんどいません。選び方が悪ければ、結果が悪いのは当たり前!そんなことでは、幸せになる資産運用はできません。良い結果が出したい人は、良い選択をしなければ・・・

自分の独善的な世界から脱却して、広いワールドから最適な組合せを専門家に選んでもらう、そうした依存の上手な人は幸せになれます。

ワインを愛し、ファンドを愛して、人生の幸せをつかみましょう!
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