投資の巧拙を一瞬で見分ける質問
お金に貪欲な人、清貧が好きな人、人様々な反応を示すが、お金に対する心はその人の人間性そのもの。 |
「その運用は、何%で回ったのですか?」
そんな数字は知らない、そういう風に計算したことはないとかいう返事がほとんどです。何万円もうかったとは言っていますが、それに要した時間と費用をコストとして考えていないので収益率はでません。これは、直感的にはもうかったと本人が思っている(あるいは思いたい)だけでの場合が多く、コストを考慮せずに金額だけを話題にするのは、実はうまくいっているか分からないということです。
さらに、運用の目標がないとすれば、どこまでもうかればうまくいったことになるのか?まったく定義がされていないので、うまくいくことなど始めからむずかしい話です。
運用利率を 投資元本から増えた金額を年数で割った利率で考える人もいます。たとえば、100万円投資して、3年間で100万円もうかった。だから収益率は、33.33%なんだと。が、それでは不正確です。あなたの投資のコストを引いてください。
その3年間で使った、書籍代、セミナー代、チャート分析ソフト代、交通費などなど、投資方法を学ぶためにけっこうなお金を使っています。世の中には、あなたのその「学習」だけで商売になる人がたくさんいるのです。その費用をコストとして収益率から差し引いて考えてください。
さらに、本業の時間を割いて投資をしているとすれば、その時給も投資のコストです。あなたの時給もコストとして差し引いた収益率こそが、本当の収益率です。
運用結果を常に%で把握すれば、合理的な投資方法を選ぶ習慣ができます。合理的な人ならば、本業の収益率も考えてみてください。詳しくは次のページで!