資産運用/資産運用をするときの鉄則

お金を増やしたいのに投資できないジレンマ

投資をしない人には、それなりの深層心理があります。行動しないワケに自分で気が付いたときに、変わることができるかもしれません。人生をエンジョイするには、お金の考え方を変える必要があるかもしれません。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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人生の不安はばくぜんとしたものです。不安の原因は混とんにあります。問題点を整理して自分の心理が見えれば、人は変わることができます。自分の考えが変わることで、不安は期待に代わります。

投資や資産運用に偏見があるこの国では、投資できない人が自分の心の中にある小さな混乱を放置して、行動しない自分を正当化することができます。

投資しない心を知りましょう。そして、お金を増やしたいのに投資できないジレンマから脱出するのです。投資できない人の多くは、次のようなジレンマにおちいっています。

1.投資をコワいものと決め付けていませんか?
2.あるいは人生のリスクから目をそむけているのでしょうか?
3.現状維持という決定麻痺におちいっていませんか?
4.数学への無関心から小さな数字を軽視しているのでしょうか?
5.統計や確率の効用を無視していませんか?

思い込みからくる恐怖心

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お金の不安はあるけれど、投資や資産運用には踏み切れないという人が実にたくさんいます。
日本人は「カブ」を危険なもの、不動産を豊かなものと思い込む傾向が他の国民よりも強いようです。しかし、それは戦後50年の間に経験したさまざまな事件から受け取った印象の蓄積に過ぎません。

上手に資産形成をした人の話よりも、だまされたり大失敗したり大損をしたりした話の方がおもしろいので、人の記憶に残ります。

自由に生きて人生をエンジョイするためには、投資対象を客観的にクールに理解する必要がありますし、投資を危険にするのは資産(株とか土地とか)そのものではなくて、人間の心理であることをまず認めてください。

資産運用の世界で大事なことは、投資対象を色眼鏡でみないこと!そして、安全な方法を見極める理性を持つことです。そのときのキーワードは、歴史と統計。長い時間をかけて人類が確認してきた利殖の法則を信じればよいのです。

他人が元本を守ってくれる預金や保険ではお金は目減りしてしまいます。結局は本人が損をしてしまうというのも、歴史の真実です。

投資に思い込みはないけれど、お金を増やしたいとも思わない人もいます。それはおおらかだから?それとも現実逃避?
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