資産運用はお金持ちの仕事!という誤解
人生を完結するために、だれでも数千万円の資金を必要とする時代になってしまった! |
【関連記事】人生の期待収益率を知る
資産運用には、ハイリターンを狙う積極的投資から、ローリターンで十分な防衛的投資まで、いろいろあります。お金持ちほど挑戦的な投資をしてさらに儲けていると考えるのは、多少ひがみっぽい誤解です。大金持ちの課題は、増やすことではなくて守ることにあります。それは、人生の期待収益率が低くて十分だからですし、むしろリスクを小さくすることに、運用の最大の目的があります(それこそ「金持ちの悩み」)。
そして、庶民だから(金持ちではないから)投資とは無縁と考えるのも、少し寂しい慰めの心です。
資産が小さいほど、必要収益率は高くなる
人生の期待収益率は、資産の小さい人ほど大きな数値になるし、所得の少ない人ほど大きな%を必要とします。そういう意味では、「資産と呼べるほどのものはない」人こそ、真剣に資産運用を考えたほうがよいし、なんとか投資によって、将来を明るくしたいのです。人にそれができないのは損失を怖れる心があるからです。お金が少ないから、「増えなくてもいいから、絶対に失うことは避けたい!」と考えるのは人情というもの。
【関連記事】お金を増やしたいのに投資できないジレンマ
そうしたジレンマを解決するのが、資産運用のノウハウであり、投資の原則です。人類が3,000年の歴史の中で築いてきた黄金の法則を知ることによって、恐怖心とは縁のない、穏やかな投資手法に出会えます。お金の正しい扱い方を知っていれば、損失を避けるために投資しないという後ろ向きの姿勢からだれでも脱出することができるのですね。
ただし、ここで注意して欲しいことは、世の中には真っ当な知識よりも、おいしい(実は危険な)情報があふれていることです。一人暮らしの女性や年金暮らしのお年寄りたちが、あこぎな詐欺的商法にひっかかるのも、頼るべき情報を間違えるからなのです。
【関連記事】情報に踊らされない!目指すは損しない運用
投資を避ける気はないけれど、「自分にはまだ早い」と思う方は次のページへ!