30年後に5,000万が目標
若い夫婦が、ライフプランを練り上げながらマネーリテラシーを磨くには最適の書。 |
過去30年の収益率をまとめてみると、米国(S&P500指数)やドイツ(DAX指数)で9%台、香港(ハンセン指数)で14%台のリターンを記録しています(残念ながら日本株<TOPIX>は4%)。これらの組み合わせが、8%台の数字になることは無理な推測ではないこと、あなたの直感でもご理解いただけると思います。
下手な予測よりも、過去の統計と確率の方が、不変ですから安心です。毎月3万円の投資信託購入した場合の、過去7年間のパフォーマンスは約15%でした(1999年12月から2006年12月までの84ヶ月の年率リターン)。
そして、30年かけて形成された5,000万円は、リタイア後の30年間で毎月13万円ちょっとの生活原資に相当しますから、立派な自主年金となるわけです。
投資習慣が設定できたら本業に集中!
私たちには、魔法のような、あるいはギャンブルのような危険な投資をする必要はありません。毎朝に歯を磨くような、毎週にスポーツで汗を流すような、お彼岸にはお墓参りをするような・・・そうした習慣としての資産運用を身につければ、それで十分なのです。むずかしい勉強や、経済レポートを読んで相場を張る必要もありません。
投資を習慣にして、穏やかに生活を楽しみましょう!それでも、時間が余っていたら、本業からの収入をアップするためにスキル・アップや人間力を磨くためのトレーニングをされてはいかがでしょう?将来へ向けた自分自身への投資です。
何しろ、この世でイチバン頼りになるのは、自分自身なのですから!そして、これはパラドックス(逆説的)ですが、投資でイチバン大事なのは、投資に投入するお金を稼ぎ出す本業の収益力なのです。投資に夢中になって、本業や家庭での信頼を損ねてしまう悲劇がいかに多いことか!
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