ガイドの個人的見解では・・・
株式投資でもっとも大事なことはもうけることではなくて、だまされないこと。インチキやトリックでカモにならない冷静さを持ちましょう。 |
ガイドは個人的には、「もう株の時代が来る」という後者の立場を取って、安くなった株価をセッセと拾っていますが、いずれにしても、どちらの立場を取るかで投資行動は大きく変わってきます。
先行きを悲観しているのに割安な株価につられて、衝動的に株を買ったりすることは、ストレスの素になります。
また、回復の軌道に乗ったと楽観しているのに、目先の利回りにそそられて債券を買うのも、ミスマッチな行動です。
株か債券かという大所高所での判断をせずに、なんとなくハイイールドボンド(ハイリスクな債券群)やリート(不動産投信)を買うのも、証券会社の思うツボです。何よりも困るのは、そのような意図が明白でない投資行動は、あとになって正しい評価(振り返り)をすることができず、損をしても得をしても学びにならないことです。
混乱したままの投資をしていては、投資家は成長することができず、いつも結果だけに一喜一憂するギャンブラーとなってしまいます。
どの株が儲かるのかという宝物探しよりも、いま投資すべき資産は株なのか債券なのか、はたまた不動産なのかという大局的な判断があなたの資産形成に大きく貢献します。
時代を知ること、勉強に基づく歴史観を持つこと、その見識を投資に活かすことが、幸せになるために資産運用です。
○ ○ ○ 分散投資のバックナンバー ○ ○ ○
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