資産運用/資産運用をするときの鉄則

これから投資すべきは株?それとも債券?(2ページ目)

商品選びから投資に入っていくとパニックや混乱におちいります。そんなときは投資対象の大分類からとらえ直しましょう。保有資産の株:債券の比率がどうなっていますか?いま買い増すべき資産は株?それとも債券?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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ガイドの個人的見解では・・・

新賢明なる投資家 上
株式投資でもっとも大事なことはもうけることではなくて、だまされないこと。インチキやトリックでカモにならない冷静さを持ちましょう。

ガイドは個人的には、「もう株の時代が来る」という後者の立場を取って、安くなった株価をセッセと拾っていますが、いずれにしても、どちらの立場を取るかで投資行動は大きく変わってきます。

先行きを悲観しているのに割安な株価につられて、衝動的に株を買ったりすることは、ストレスの素になります。

また、回復の軌道に乗ったと楽観しているのに、目先の利回りにそそられて債券を買うのも、ミスマッチな行動です。

株か債券かという大所高所での判断をせずに、なんとなくハイイールドボンド(ハイリスクな債券群)やリート(不動産投信)を買うのも、証券会社の思うツボです。何よりも困るのは、そのような意図が明白でない投資行動は、あとになって正しい評価(振り返り)をすることができず、損をしても得をしても学びにならないことです。

混乱したままの投資をしていては、投資家は成長することができず、いつも結果だけに一喜一憂するギャンブラーとなってしまいます。

どの株が儲かるのかという宝物探しよりも、いま投資すべき資産は株なのか債券なのか、はたまた不動産なのかという大局的な判断があなたの資産形成に大きく貢献します。

時代を知ること、勉強に基づく歴史観を持つこと、その見識を投資に活かすことが、幸せになるために資産運用です。

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