401(k)って、最近ニュースでよく聞く言葉ですね。「確定拠出年金」という難しい言葉とセットで見たという人も多いんじゃないでしょうか。
401(k)というのは、アメリカで普及している今までに日本でなかったタイプの老後資金準備プランです。それをモデルに作られた日本版が「確定拠出年金」と呼ばれる制度です。ですから、正確には「日本版401(k)」というところでしょうか。
……こういうと、なんだか難しく聞こえますが、日本版401(k)にはすごい魅力がたくさん詰まっています。今日は、「2分で分かる! 401(k)って何?」と題して、3分クッキングより早く、401(k)のポイントを勉強してみましょう。きっと、読み終わったときには、隣の同僚に差がつくかも?
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■401(k)ってこんな制度!
1・老後のためにお金を積み立てる制度です。
2・積み立てたお金は、預貯金や投資信託で運用します。
3・運用の方法は、皆さんが自分で選びます。
4・会社が社員を対象にして設立する「企業型」と
個人が任意に加入する「個人型」があります。
5・老後のための大切なお金なので60歳までは下ろせません。
6・60歳を過ぎると、年金か一時金で受け取ることができます。
■401(k)のここがすごい!
1・今までの年金と違い、今いくらかすぐ分かります!
2・今までの退職金と違い、転職しても持ち運び自由です!
3・今までの投資や預貯金と違い、税金がかかりません!
4・今までの国や会社の年金と違い、
運用のしかたを自分で決められます!
増えた分は全部自分のものになります!
ただし、減った場合も自分の責任になってしまいます!
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ここまで読んだら、401(k)のことが気になってきましたか? おもしろそうですか? ……それとも、怖い感じがしますか?
2001年10月1日に制度がスタートした日本版401(k)はまだまだ始まったばかりです。これから来年にかけて、ぐんと動き始めてきます。私たちのほとんどは、おそらく何年かのうちに、401(k)で自分の老後のために積み立てを始めることになると思います。
これから、このコーナーで、定期的にコラムや優れたHPを紹介するなどして、401(k)について積極的にご紹介してきます。一緒に、401(k)について学んでいきましょう!
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