「借金」でどうやって儲かるか
消費者金融が儲かっている、というのは誰もが感じていることではないでしょうか。あれだけテレビCMをやって、ティッシュペーパーを大量に配っているわけですから、儲かっていなければおかしいでしょう。少なくともあのCMの量は多すぎます。お金を貸す人が儲かる理屈自体は簡単です。誰かが必要なお金を別の誰かが貸してあげることにより、予め約束した利息をつけ、貸した元本とともに返してもらうというものです。
貸してくれる金額、貸してくれる期間、貸してくれる金利などは、貸す人の信用状況(年収やすでに借りている金額、担保等)に応じて決まってきます。取り戻す可能性が高い(貸す側にとっては安全性の高い)人には長期かつ低利で貸してくれますし、高額を貸してくれます。取り戻せない可能性がある(貸す側にとってはリスクのある)人については高い金利をつけて貸すことになりますし、あまりたくさんのお金を貸してくれません。
たとえば100万円を年率28%、返済期間3年で借りたとしたら総返済額は149万円になります。信じられないかもしれませんが、消費者金融等を用いるということは、100万円の買い物をするために149万円もお金を使うということなのです! 利息は49万円ということになります。
そして、当然のことながら、広告や宣伝の費用、社員のお給料、返してもらえなかった場合に備えるお金などは、みなさんの金利(つまりこの49万円)に含まれているわけです。
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