企業年金・401k/企業年金・401k関連情報

200万人の401kの実態! 運用目標は2.26%!(3ページ目)

企業年金連合会が先日、ユニークなデータを公表しました。広範な調査による401kの実態です。他の会社で401kはどのように利用され、他の社員はどんな資産運用をしているか少し覗いてみませんか?

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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「想定利回り」に負けるとかなり退職金は減る!

しかし、2.0%や2.5%といった目標は油断していい数字ではありません。401k向けの定期預金が高利回りであってもまだ1%には届きません。損保等でわずかに1%を超えている程度です。リスクをとって投資信託等を買っておかないと、じりじりとこの差が開いてしまうからです。

「たった1~2%くらいの差はたいしたことないでしょ?」と思うかもしれませんが、401kでは数十年にわたって運用を続けていきます。大卒すぐに入社して60歳定年まで加入したとすれば38年です。「たかが1%」の積み重ねは数百万円になってしまうのです。

年0.5%の運用を続けたAさんの場合と、年2.5%の運用を続けたBさんの場合を比較してみます(手数料等を引いた利回りで試算)。毎月の掛金はふたりともずっと15000円だとします。すると、10年後にはAさんが184万円まで増えたところ、Bさんは204万円まで増やすことに成功します。この時点で、なんと20万円の違いが出てきます。

時間がたてば立つほど、このまま差が開き続けていきます。以下、20年、30年、38年の時点の数字を比べてみます。

    Aさんの残高  Bさんの残高  その差
20年  378万円    466万円   88万円
30年  582万円    803万円  221万円
38年  753万円   1140万円  387万円

どうでしょう。年2%の違いは、定年退職を迎えるころには387万円にも広がりました! AさんもBさんも同じ会社に勤めて、同じ掛金を会社からもらっていたというのに、運用の年2%の差がこれだけの違いになってしまったのです。これは「複利効果」と呼ばれる投資効果によるものです。

もしこの会社の想定利回りが2.5%であったら、意味はまた変わってきます。Bさんは今までと同じ退職金を確保したのに、Aさんは退職金が387万円下がった、ということになるからです。金額で見てもショックですが割合で見るとさらにショックを感じるはずです。この場合、なんと34%ダウンになってしまうわけです。

想定利回りをクリアすることの重要性が少しおわかりいただけたでしょうか。それでは想定利回りの確認方法をご紹介します。

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