将来のことは分からないから、計画なんて意味がない?

ファイナンシャル・プランナー(FP)がよく「将来のことを考えて計画を立てる」ことをおすすめします。それは結婚であったり、子どもの教育資金であったり、住宅資金であったり、老後資金であったりします。

でも、こういう話をすると、「将来のことなんて分かるはずがない」「未来のことは誰も分からない」「だから計画を立てる必要はない」という理屈をもってライフプラン不要論を唱える人がいます。

確かに、おっしゃる通りにも思えてきます。たとえば25歳の人にとって、そもそも結婚するかどうかさえ未定な人のほうが多いでしょうし、可能性が高いとはいえ、80歳まで長生きするとも限りません。不確かなことに、計画を立て、ガマンを強いるようなマネープランを考えることは無意味のような気もしてきます。

それよりも、毎月の収入をすべて毎月の生活費として使い切ってしまうラテン的な、あるいは江戸っ子的な生活のほうが楽しいことは楽しいはずです。何せ、ライフプランを立てて毎月2万円貯金するノルマが課せられたら、手取りが2万円減ってしまうのと同義だからです。そんなのイヤだし、やっぱり計画は立てないほうがいい、ということになってしまいます。

しかしながら、将来のことが分からないから計画を考えることが意味がないというのは早計です。むしろ、逆ですね。将来のことが分かっているから、計画を立てるのはライフプランの一部分です。むしろ「将来のことが分からないからこそ、計画を考えておく必要がある」のです。

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