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お金をコントロールする3つの「力」!?(3ページ目)

貯められない、増やせないと悩んでいるあなたに新年のお年玉代わりに「3つの力」を授けましょう。「3つの力」を組み合わせればきっとあなたもお金を増やせる体質に早変わり!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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第二の力~貯金を増やす「貯蓄力」

第二の力は「家計の出費を削って貯める額を増やす」ことです。やはり、お金を増やすためには避けては通れない関門といってもいいでしょう。要するに「節約」により貯金の原資を生み出そうというわけです。

ところで、「節約」というと苦しくて辛いとか、生活の水準を落とすことだと考えている人も多いと思いますが、それは節約の最後のステップです。その前にできることや考えられることはたくさんあります。つまり、「生活の水準はそのままに、節約をする」ということをいろいろ考えてみてはどうでしょうか。

同じサービスを安い値段で受けられる、あるいは同じ満足度を安い商品で得られる、のであれば、それは生活の水準は変わっていないのに、節約ができるということです。
よく携帯電話などの料金見直しが紹介されるのは「サービスは同じで、値段が下がる」からです。こういう取り組みはときどき真剣に考えてみる必要があります。
たとえば、公共料金を自動引き落としにしたり、期限内に納めるだけでちょっとした節約になったりします(期限内に納めないことの損は実は大きい)。プランを変更したり、会社を変更することで、値下がりすることもよくあります(携帯電話やプロバイダー)。
切れた電灯や壊れた家電を買い換えるときに目の前の値段だけでなくトータルコストを考えてみるのもいいでしょう。電球の値段が2倍でも、3倍長持ちして、電気代が20%オフなら、十分モトが取れる節約になるはずです。
少し時間のある年末年始にこそ、こういう比較検討をしてみるといいでしょう。

食費を含めた日常生活費においては、「満足度を変えず、安く」を追究してみてください。一部の商品については、1ランク安いものを買っても、味に大差がないということはよくあります。譲れないものはそのままに、妥協できるところでコストカットをしていけばいいのです。
定価や通常価格より安く買うことの追究ももちろん考えてみたいところです。コンビニでなくスーパーや量販店で買えばずいぶん安くなりますし、まとめ買いや特売も(傷んで捨てなければ)節約になります。100円ショップも店内の商品をすべて一度チェックしてみてください。日用品では驚くほど質のいいものが混じっていたりしますし、スーパーで120円の商品がさりげなく105円で置いていたりします。気づけばその分あなたの家計にプラスになるわけです(さらに、あなたの精神的にも満足が得られます)。

節約は「格好悪い」ことでも「みっともない」ことでもありません。「2009年モデルの節約」は格好良く、インテリジェントな取り組みだと考えてみてはどうでしょうか。堂々と節約を考えて、家計を防衛してみてください。毎日の買い物ごとに出費を疑ってみて、いろいろ試行錯誤してみるといいでしょう。


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