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誰も知らなかったレアメタルファンド(2ページ目)

誰かが収益を得ると、みんながたかってきて利回りは下がっていきます。そこで誰も知らないレアメタルファンドをご紹介します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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なぜモンゴルなのか?

実はモンゴルは中国やロシア、南アフリカなどと違い、鉱物資源が大量に眠っていると目されながらも、国土の75%が未調査で、ほとんど探鉱されてないからです。

そして今、昨今の資源高と需要増に対応すべく、最大手のBHPビリトン社(オーストラリア)を始め、各国の鉱山開発企業が続々と参入を始めています。彼らは自社で調査・採掘も行いますが、リスクヘッジのため、他社が保有している鉱業権(鉱物の調査をする探鉱権と、鉱物を採掘・精製する採掘権)を買い取ることも一般的に行っています。ということは?

そう、その鉱業権を取得すれば、高値で売却できる可能性がある、ということです。

この鉱業権を取得して、鉱山開発企業や商社などに売却し、キャピタルゲインを得ようというのがこのレアメタルファンドというわけです。


当然リスクはある

もちろんリスクもあり、鉱物が発見できない、あるいはあっても量が少なく採算に乗らない、などで高値売却が難しいケースがあります。やはり優良な鉱業権の選定がキモとなるので、プロによる調査・評価がどの程度なされるかが重要です。

そこを突っ込んで担当者に聞いたところ、実はこの鉱業権は、そもそも大手商社が触手を動かしていたものを先んじて買付を入れたので、相当カタイそうです。そして調査・評価もオーストラリア系の専門機関に依頼するとのこと。

そして、投資元本の全額を鉱業権取得に充てるのではなく、一部を外貨の高金利預金に入れることでリスクを分散しています。


というふうに、意外なところに意外なチャンスがあります。調べもしないで「怪しい」と切って捨てるのは簡単ですが、チャンスも切って捨ててしまいかねません。

もちろん海外の投資話は詐欺的なものも多いので見極めが必要ですが、冒頭で述べたように、多くの人が怪しいと言うものこそ収益機会が存在するのだ、という視点で情報を集めてみましょう。
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