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感性化社会に備えた副業での売り方

数多くのマーケティング本から読み取らなければならないのは、彼らが「どのような考えのもとに、それを生み出したのか?」「その結果、顧客の何に作用したのか?」ということです。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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感性化社会の到来

ビジネス成功の鍵は「感性への訴求」が握る
私たちが副業をして稼ごうとするとき、やはりネットが中心になる人が多いでしょう。その際、たくさんのマーケティング本を読んで勉強されるかと思います。でも、読み取らなければいけないのは、単なるテクニックではないということです。

リアル店舗の例ですが、ヴィレッジ・ヴァンガードという書店をご存じでしょうか。いや、書店という枠組みにあてはめるべきではないのかもしれません。とにかく店内には書籍以外にいろんなものが置いています。雑貨、食品、おもちゃetc.・・・。そして、店員による手書きのPOPが咲き乱れています。何の店かよくわからない店だけれども、とにかく人があふれています。

この店はいったい何なのか。何をどう考えて商品をセレクトしているのか。

僕はかつてコンビニで働いていたことがありますが、そこでは徹底的な情報分析による単品管理が行われていました。POSシステムでデータを分析し、売れ筋を充実させ、死に筋を排除していく。これはこれで一つの商売の方法として成り立っていて、業界的には「王道」なのかもしれません。

でも、ヴィレッジ・ヴァンガードのやり方も、また成り立っているのです。
ここに私たちが副業を成功させるカギが眠っているように思います。顧客が「価格」や「機能」で選んでいるわけではないことは明らかだからです。

では何なのか?気をつけなければならないのは、「書籍や雑貨や食品を関連付けて並べればいいんでしょ」というものではないし、また、「POPが重要なんですね」というものでもないということ。そんな表面的なことではありません。

ネットビジネスでも、「長い文章を読ませろ」とか、「動画でアピールせよ」「特典をこれでもかとつけろ」というノウハウが出回っていますが、それだけでは短命の打ち上げ花火に終わってしまいかねません。情報販売で数多くのネット起業家が消えていったことを見ても明白です。

そんな発想では、「花咲かじいさん」という昔話に出てくる「欲張りじいさん」になってしまいます。

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