不便なところ
おしゃれで使いやすそうなNumbersですが、やはり使い込むと限界が出てきます。現時点で、私が特に気になるのは以下の問題点。
●表の途中の複数セルを削除したとき、その列のみ、または行のみの空白を詰めるような編集ができない
Excelでは、セルを削除すると、取り除いた部分だけをシフトできるが、Numbersではこれができない |
●ポップアップメニューが使いにくい
- 設定されたセルでポップアップメニューの項目を並び替えることができない
- 数値が入力済みのセルにポップアップメニューを適用すると、すでに入力されているテキストを消してしまう
- ポップアップメニューに項目を追加するためには、インスペクタ上で1つずつ手入力するしかない
●対応する関数が少ないため、Excelファイルを読み込んでもそのまま使えることが少ない
●マクロ・AppleScriptに非対応
まとめ
ということで、iWork ‘08の発売日からNumbersをいろいろと使い込んでいますが、機能面では、Excelに劣るのはまちがいありません。しかし「もっと使いたい」「もっとデータを作りたい」という気持ちにさせてくれるのは、間違いなくNumbersが上。なにより使っていてとても楽しいソフトです。機能不足といっても、基本的な操作性や関数は実装されていますので、家計簿や住所録などは十分つくれますから、「Excelで表を作ったことはあるけど、いまいちうまく作れない…」なんてひとは、一度この「Numbers」を使ってみてはいかがでしょうか?
【関連情報】
・iWork ‘08
・iWork ‘08 - Numbers
・アップル - Mac OS X
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・Macintosh製品ガイド
・Mac OS の使い方(from All About)
・美しいソフトウェア(from All About)
・いざというときに便利なソフトウェア(from All About)
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