宛名職人を使いこなすには、まずこのソフトの“クセ”を良く知ることが重要です。
特に、宛名職人を起動すると出てくるガイドメニューには「裏面を作る」とか、「住所録の追加・補正」という具合に細かく分類されていますが、結局はここで何を選んでも、“ガイドパレットが変わるだけ”というのをよく理解しておきましょう。
このガイドメニューを選ぶ操作は「ガイドパレット」の“トップメニュー”でも行えます。(ガイドパレットのON/OFFはアプリケーションメニューから行います。)
-- 起動時の動作を設定する --
宛名職人は、起動時にトップメニューを表示します。また、一度終了してしまうと、次の起動後にはまた同じデータを読み込んでやる必要があります。特に、住所録編集では、基本的に常に同じものを使いますので、起動するたびに住所録を読み込む操作を行わなければならないのは、面倒くさいですよね?
よって以下のように環境設定を設定することをおすすめします。そうすれば、ソフトを起動すればすぐに編集の続きが始められるようになります。
まず、最初に「ファイル - 住所録を作成・開く...」を実行して住所録を作成します。カード編集ウインドウが開きますが、このカード編集で宛先情報を入力していきます。この「カード編集」と、「一覧表示」および宛名面の編集である「レイアウト表示」を切り替えて住所を編集していきます。これが宛名職人で住所録作成する場合の基本です。
上記3つのメニューが住所録編集の基本
次に「カード編集」における注意点として、連名入力の操作方法を紹介します。ここの操作方法は少しわかりにくいので特に注意が必要です。
- 入力フィールドに入力したい情報を入力し、をクリックします。ただそれだけですが、クリックするアイコンを編集用のものと間違えやすいので注意してください。
【連名入力:編集】
- リスト上で編集対象をダブルクリックして選択します。
※クリックしただけでは、入力フィールドに選択したものの情報が反映されません
- 入力フィールド上で連名や誕生日などを編集します。
- をクリックすると反映されます。
そうして、ある程度の住所録が入力し終わったら、あとは「ウインドウ - レイアウト表示」を実行して宛名面をデザインすれば宛名印刷の準備は完了です。
【ガイドおすすめカスタマイズ(2)】
-- 表示倍率は固定倍率のほうが使いやすい --
宛名職人では、レイアウト表示(宛名面の編集)および、裏面の編集の表示倍率がデフォルトで“全体表示”になっています。
この画面倍率設定ではウインドウサイズを大きくすれば表示倍率が大きくなり、ウインドウサイズを小さくすれば表示倍率が小さくなるのですが、宛名面の差出人住所の見え方などの部分的な編集作業を行う場合では使いにくいのです。
よって、ツールバーの「表示倍率」で 100% などに変更することをおすすめします。そうすれば、ウインドウサイズに関わらす表示が固定されるので、部分的な編集作業がやりやすくなります。
※宛名職人 Ver.11 では さらにcommand +
“+”/“-"で
倍率変更できるようになりました。