先日リリースされたMac OS 9.2.2 アップデートの詳細についてレポートしたいと思います。
アップデートされたファイル
Mac OS 9.2.1 から Mac OS 9.2.2 にアップデートしたときに更新される機能は以下の通りです。(概要のみ)
・システム関連
System Resources(“システムフォルダ”以下)
System(“システムフォルダ”以下)
Mac OS ROM(“システムフォルダ”以下)
・ネットワーク関連
AppleShare(“機能拡張”フォルダ以下)
Open Transport ライブラリ(機能拡張フォルダ以下)
・グラフィック関連
OpenGL ライブラリ(“機能拡張”フォルダ以下)
NVIDIA ドライバ(“機能拡張”フォルダ以下)
ATI ドライバ(“機能拡張”フォルダ以下)
・デバイス関連
FireWire Support (“機能拡張”フォルダ以下)
内蔵 V.90 モデム(“機能拡張”フォルダ以下)
Authoring Support ドライバ(“機能拡張”フォルダ以下)・・CD-R関連のファイルです。
・その他
AppleScript ライブラリ(“機能拡張“フォルダ以下)
スクリプト編集プログラム(“Apple エクストラ”フォルダ以下)
アップデートによって変更された機能
詳細はAppleからもリリースされていないので、使ってみての感想から
■Mac OS X 上でClassicとして使う場合で動作速度が若干改善された
体感速度ですが、Classicアプリケーションが起動した直後に発生していた“待ち時間”が少なくなりました。
■AppleScript の仕様変更が行われた
これはとんでもない変更で、日本語フォルダ/ファイルのalias 参照から、as text のような変換によりファイルパスが得られなくなりました。
アップデートすべきかどうか?
基本的に、Mac OS 9.2.2 にて改善された問題がない以上、元に戻したほうがよいかもしれません。
そうしないとフリーウエアやシェアウエアのAppleScript のソフトがほとんどの場合で動作しなくなる可能性があります。
もちろん、AppleScript を利用しない人で、Mac OS X 上でClassic として使うだけであれば、アップデートする意義はあると思います。
また、フレッツADSL利用者へNTTから提供される“フレッツ接続ツール”はMac OS 9.2.2へアップデート後、再インストールする必要があります。