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教育現場に向いているMac(2ページ目)

アメリカの教育現場では、Macのシェアが高いそうです。なぜか?それは“PC(Windows) と Mac のハードウエア設計の違い”を見てみると分かります。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

<設計の違い-その2>

キーボードの表記、操作が明解でシンプル。よってキーボード操作にミスが少ない。


「Windowsで日本語入力をONにする方法は?」おそらく、パソコンを導入して最初に質問される問題でしょう。
WindowsではAlt キーを押しながら [半角/全角] キーを押します。でも、この操作方法、決して 使いやすくはないですよね。

では、Mac ではどうでしょう?「ことえり」であれば、[カナ/かな]キーを押すと日本語入力モード、[英数]キーを押すと、ローマ字直接入力モードです。シンプルですね。
※Atokや他の日本語入力ソフトでは若干仕様が異なる場合があります。

次に caps lock の方法を見てみましょう。Windowsでは shift+[英数]を押します。これも頻繁に使う割には不便な操作方法ですね。Mac では単に[caps lock]というボタンを押すだけです。

さらにテンキーの問題があります。デスクトップPCを使っていると、テンキーが勝手に矢印キーになってしまうことがあります。これは num lock をOFFにしてしまっているのが原因です。(num lock とはこれはテンキーをテンキーとして使うために必要なモードのことです。ちょうどテンキーの左上にキーがあります)
本来、num lock はキーボードの数を減らすために主にノートパソコンから採用され続けているものですが、PC ではデスクトップパソコンでも採用されています。

Mac のデスクトップにも num lock キーは存在しますが、メインはclear キーとして存在しているので、PCのような動作はしません。(でも、なんでnum lock って書いてあるんだろう?)

PCのキーボードについて、もっと手厳しく言うと、[無変換]/[前候補 変換(次候補)]キーという刻印とは異なる動作をするややこしいキーや「カナ」キーの存在です。前者は使い方が良く分からないのにでかでかと存在する邪魔なキーだし、「カナ」キーは日本語入力ソフトによって動作が全然違ったりします。大抵のひとは、このカナキーを無意識のうちに触ってしまって、入力される文字が突然変わってしまい困った経験があるのではないでしょうか?

このような問題もMacにはありません。「かな」キーは日本語入力モードにするためのキーです。

このようにPC(Windows)のキーボードでは、すこしおかしな仕様がいたるところに見受けられます。とてもじゃないですが、誰でも使いやすいように設計されているようには思えないです、根本的な見直しが必要でしょう。
でも見直しをしようにも、いろんなソフトウエアが中途半端にこれらのキーを使用しているので、安易に変更できないという事情もありますから簡単ではない問題ではあります。

もちろん、この程度のことでMacを賞賛するつもりはありません。PCのキーボードがおかしいんです。

いかがでしたか?なんでもないことですが、Macはパソコンを操作する上での“うっかりミス”をやってしまわないように心配りされているわけです。そして、“あたりまえのこと”をちゃんとしています。

だから、教育現場で支持されつづけているのも納得できますね。

でも、欲をいえば職場や教育現場向けにもっと安いiMacがあるといいな。(5~6万くらいの・・・)

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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