2002/9/29 改訂:
注意)この方法はMac OS X 10.0のときのものです。
最新版のインストール方法は、Mac OS X トラブル事例 よく見かける質問で解説しています。
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細かなアップデートが続けられているMac OS X ですが、こういう状況だと、再インストールしたくなりませんか?
今回はMac OS Xを必要なデータを残したまま再インストールする方法を解説したいと思います。
¶Mac OS Xの再インストール
Mac OS X を再インストールするには Mac OS 9 環境から行います。
そのまえに、「システム環境設定」の“ユーザー”を表示し、「ユーザーの変更」ボタンを押して出てくるダイアログから現在の自分のユーザー名と正確な名前を書き留めておきましょう。(できればパスワードも)
準備ができたらまず、Mac OS 9で起動して、ResEdit を起動します。
>>ResEdit のダウンロードサイトへ
ResEdit を起動したら、File メニューの Get File/Folder Info を実行します。
ここでMac OS X がインストールされているハードディスクの最上位から 「private」、「usr」、「sbin」、「mach」、「tmp」、「var」、「etc」の属性を可視状態にします。
(Invisible のチェックをOFFにする。)
これだけのフォルダを消せばあとは、Mac OS X を再インストールし、前回と同じユーザー名をデフォルトにすれば再インストールが完了します。
※ただし、Mac OS X に後から追加したアプリケーションなどは再インストールする必要があるかもしれません。
また、再インストールで設定したユーザー情報が前回と少しでも異なると、ファイルが開けなくなったりする場合があります。その場合は、大抵アクセス権の問題ですので、Terminalにてsudo chown (ファイルのオーナー変更)を実行して下さい。
【chown の書式】
また、Home フォルダすべてのアクセス権を変更する最も手っ取り早い方法は、
とすると、ホームフォルダすべての階層、ファイルの所有者権限を取得できます。
以上の方法ならば、メールデータや、デスクトップ上のファイル、ドキュメントなどをバックアップしなくても大丈夫です。
また、前回の環境で、キーチェーンを多用していた場合、Mailでおかしな挙動をする場合がありますので、キーチェーンも作成しなおしましょう。
※キーチェーンのファイルは ホームフォルダ の ~/Library/Keychains/ フォルダに含まれます。