Javaプログラミング/Javaプログラミング関連情報

androidアプリの基本形とは?(5ページ目)

androidのプロジェクトを作成し、プログラムの基本形を理解しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

ソースコードをチェックする


「src」フォルダのjp.allabout.androidパッケージには、2つのソースコードファイルが作成されています。これらが、androidアプリの基本的なプログラムとなるわけです。まずは、MyAndy.javaを見てみましょう。

package jp.allabout.android;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;

public class MyAndy extends Activity {
  /** Called when the activity is first created. */
  @Override
  public void onCreate(Bundle icicle) {
    super.onCreate(icicle);
    setContentView(R.layout.main);
  }
}


たったこれだけのものです。ここでは、extends Activityして作られた「MyAndy」というクラスがあるだけですね。この継承をしている「Activity」というのが、androidにおけるGUIのもっとも基本となるものといえます。

Activityは、携帯端末に表示される画面の土台となるクラスです。androidでは、端末に表示される画面は基本的にこのActivityを継承して作成されます。

このActivityクラスは、「onCreate」というメソッドをもっています。これは、文字通り「Activityによる画面表示を生成するためのもの」です。ここにさまざまな画面表示に関する処理を用意しておけば、それらが実行され画面に表示される、というわけです。

ここでは、まず「super.onCreate」でスーパークラスに処理を送った後、「setContentView」というものを実行しています。これは、レイアウトリソースから読み込んだデータを元に、Activityにコンテンツ(表示内容)を設定するものです。まぁ、これはレイアウトリソースがわからないと理解できないでしょうが、要するに「これで画面に表示するテキストなどが設定されていたのだ」と考えてください。

これで、ActivityのonCreateを使って表示するコンテンツをリソースから読み込んでGUIを構築する、という一連の処理がされていた、と考えてください。このActivityには、onCreate以外にもメソッドはありますが、とりあえず今は「onCreateで初期化する」ということだけ覚えておけばよいでしょう。

また、「ここで引数に設定されているR.layout.mainっていうのは何だろう?」と思うかもしれません。これについては次に触れます。

  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます