Web Tools Platformについて


Eclipseを使ったもう1つのサーバ開発環境「Web Tools Platform(WTP)」についても簡単に触れておきましょう。

WTPの画面。Eclipseをベースにした強力なサーバ開発環境だ。

WTPは、サーバ開発に必要な多数の機能をひとまとめにしてEclipseに追加をする、一種のプラグインです。プラグインというと「ちょっと機能を付け足す」というイメージですが、WTPの場合はほとんど別の開発環境に近いほどに機能をカスタマイズしてしまいます。したがって、これはEclipseとは別の環境と考えたほうがよいでしょう。

WTPは、サーバサイド開発に関するさまざまな機能が用意されています。本シリーズでは、サーバサイドの基礎ともいえる「JSP/サーブレット」と呼ばれる機能の使い方を中心に説明していきますが、WTPではこれらはもちろん、本格的なエンタープライズ開発で用いられるEnterprise Java Beansなど多くのソフトウェアを開発することができます。

また、基本的な機能についても大きく異なります。たとえば、Eclipse + Tomcatプラグインは、単に「サーバ機能を利用するための機能」だけしかありませんから、専用のエディタなどはありません。つまり、ただのテキストファイルとしてソースコードを書かないといけないのですね。が、WTPにはそれぞれのファイルの種類に応じた専用のエディタが用意されています。またサーバについても、Tomcat以外にも各種のサーバに対応しています。

非常に強力ですが、標準で英語表記でありまだ日本語化のプラグインがないという点、強力すぎてビギナーには使いこなしが難しいという点などから、ビギナーにはお勧めできません。ただし、ある程度サーバサイドに慣れてくれば、非常に強力なツールとなってくれるのは間違いないでしょう。

なお、WTPについては、以下の記事を参考にしてください。
「Eclipse Web Tools Platformを使おう」