Javaのプログラム=クラス!


前回、ごく簡単なプログラムを作って動かしてみました。こんなソースコードでしたね。
public class Welcome {
       
       public static void main(String[] args) {
              System.out.println("Welcome to Java!");
              System.out.println("Javaの世界にようこそ!");
       }
}

これがJavaのもっとも基本的なソースコードでした。これはもっと整理すればこんな形になっていることがわかるでしょう。
public class 名前 {

       ・・・いろいろと書いてある・・・

}

public:「公な」という意味。いろいろなところから自由に利用できるクラスであることを示すもの
class:クラスの定義であることを示すもの
名前:クラスの名前。スペースを含まない一つの単語として名づける
Javaのプログラムは「クラス」という小さな部品の組み合わせでできている。それぞれのクラスの中には「メソッド」と「フィールド」を置いておける。

「public」「class」というものの後に、名前が書いてあります。その後に{}という記号がついていて、その間にさまざまな処理が書かれている--という形になっていたわけです。これは、Javaの世界で「クラス」と呼ばれるものの定義の基本形なのです。

「クラス」というのは、Javaの世界では、プログラムを構成するためのもっとも小さな単位のようなものです。Javaでは、どんなに大きなプログラムであっても、それぞれの機能や働きを示すクラスを作り、それらたくさんのクラスが集まって動くようになっているのです。ですから、Javaでプログラムを作るというのは、言い替えれば「クラスを作る」ということなのですね。

クラスというのは、それだけが独立して働くようになっていないといけません。例えば、ウインドウを持ったプログラムがあったときに「ウインドウのクラス」「メニューのクラス」というようにそれぞれが独立して使えるクラスをひとまとめにして設計するわけです。こうしておけば、後から「ウインドウをもっと変えよう」と思ったら、ウインドウのクラスを修正して入れ替えるだけで済むでしょう?

そうするためには、それぞれのクラスの中に「そのクラスに必要な機能」と「そのクラスに必要な情報(各種の値)」が用意されていないといけません。これらを定義していくのが「クラスを作る」ということだ、といっていいでしょう。この2つの要素は、クラスの中では以下のようなものとして定義されます。

●フィールド--そのクラスに必要なさまざまな値を保管するためのもの。「変数」という、値を保管するものを使って用意する
●メソッド--そのクラスに用意される機能を定義したもの

フィールドについては、変数の使い方がわかればわかるようになるでしょう(今回は使っていません)。メソッドについては、以下のような形で定義をします。
[性質を示すもの] 返値 名前 ( [引数] ) {
       ・・・ここに実行する処理を書く・・・
}


[性質を示すもの]:クラスのpublicのように、そのメソッドの性質を示す単語がここにつけられることがある(ないこともある)
返値:「かえりち」と読む。「戻り値」ともいう。このメソッドを実行後にどんな種類の値が呼び出し元に送り返されるかを示すもの(これは必ず必要)
名前:メソッドの名前。クラスと同様、一つの単語となるような名前をつける
[引数]:これを呼び出すときに一緒に何かの値を渡したいようなときに使うもの(不要ならいらない)

返値や引数など、まだよくわからないものもあるでしょうが、これらは実際にメソッドを作っていけば次第にわかってきますから心配は要りません。とりあえず「どんな形になっているか」という基本だけ頭に入れておきましょう。