さ、気分をとりなおして、車窓の景色を楽しみます。進行方向左が海、右が山です。田植えが済んだ田んぼは、台湾北部であれば年2回、南部は年3回の収穫が可能です。途中の通過駅「礁渓」は、土地の温泉を利用した野菜栽培が有名で、窓から「温泉蔬菜」の文字が見えます。天気がよければ亀山島も見えたり。日本の田舎に似た景色ですが、やはり台湾、ビンロウ樹やブーゲンビリアが目につきます。
車窓から
花蓮駅です。
まずは花蓮縣工商旅遊局事務所へ。林局長や劉副局長らに出迎えられて、花蓮の紹介ビデオを観賞。東部最大の縣としての各種活動が、豊かな自然の中で営まれているというものでした。それから昼食のため、花蓮港にある海鮮料理「花蓮港」へ。花蓮港に上げられた魚介ばかり、新鮮で美味でした。腹ごしらえしてから「花蓮空港」へ。現在は台湾内の空港ですが、第1期拡張工事が始まったばかり、完成したあかつきには国際空港としても機能するそうです。もちろん、日本と花蓮を結ぶチャーター便運行も計画中で、世界各国からの観光客受け入れに一生懸命でした。完成後の新空港は、花蓮の山と水をイメージした建物になるそうです。陸の玄関、空の玄関の後は海の玄関である「花蓮港」の花蓮港務局へ。輸出入盛んな国際港。これからは客船(フェリー)の寄港も目指しているそうです。現在は台湾の基隆からスターフェリーが就航しているだけですが、将来は外国客船も着岸させて、陸・空・海の玄関から観光客を呼び込もうという計画を、趙副局長が話してくださいました。
花蓮空港 拡張工事完成模型