イギリス/アイルランド

イギリス~アイルランド、「美味巡り」の旅

イギリスまで来たなら、ぜひお隣のアイルランド共和国にも足をのばしてみませんか? 今回は、ロンドンで味わうエレガントな伝統グルメ、素朴な温かさを感じるアイリッシュパブ体験をご紹介します。

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

イギリスまで来たなら、ぜひお隣のアイルランド共和国にも足をのばしてみませんか? 今回ご紹介するのは、「本場で試したい美味しいもの」をテーマにした、二カ国周遊プランです。

イギリスの首都ロンドンでは、ロンドンの高級ホテルで味わうエレガントな伝統グルメ体験を、そしてアイルランド共和国の首都ダブリンでは、素朴なぬくもりを感じるアイリッシュパブ体験をご紹介しましょう。

※2009年8月18日現在の為替レート 1ポンド=約158円

ロンドン:優雅にアフタヌーンティー

アフタヌーンティー
イギリスに来たら一度は体験してみたい、本格アフタヌーンティー

ロンドンの高級ホテルで体験する、エレガントなイギリス伝統グルメといえば、やはり「アフタヌーンティー」ですね。

シルバーの三段トレイには、ふわふわのサンドイッチに、あったか・サクサクのスコーン、そして可愛らしいプチ・ケーキたち。絶妙なタイミングでサーヴされる紅茶とともに、2~3時間かけてゆっくり味わいます。

本場イギリスならでは!を感じさせる一品は、スコーンに添えられている「クロテッド・クリーム」です。スコーンを半分に割り、このクロテッド・クリームとジャムを塗っていただくのがお作法。濃厚でコッテリとしたこのクリーム、危険なくらいに高脂肪・高カロリーなのですが、バターでもなく生クリームでもない、絶妙なテクスチャーとコク……やはりスコーンにはこれでなくてはいけません。

イギリスでアフタヌーンティーをいただく時だけは、カロリーのことはしばし忘れて、優雅なひとときを楽しんでくださいね。


ホテルのダイニングで本格ロースト・ディナー

シンプソンズ
できたてローストビーフをテーブルで切り分けてくれます

高級ホテルでいただきたい、もう一つのイギリス伝統グルメは、ロースト・ディナーです。

ビーフやラム、ポークなどをじ~っくりローストするだけのシンプルな料理ですが、だからこそ、素材の良さと仕込みの丁寧さで勝負する、高級ダイニングのロースト・ディナーは格別なのです。

シェフがテーブルで肉を切り分けてくれる場合も多く、焼き具合や好みの部位などのリクエストにも対応してもらえます。お肉好きの皆さんに、是非体験してもらいたい伝統グルメです。


ダブリンへのアクセス

ロンドンからアイルランド共和国の首都ダブリンへは、飛行機での移動が最も速くて手軽です。

ダブリン空港への直行便は、ヒースロー空港はじめロンドン近郊4ヶ所の空港から、それぞれ毎日数本ずつ出ています。ロンドンからダブリンまでの飛行時間はわずか75分。東京~大阪と同じくらいの距離感ですね。

利用エアラインも、よりどりみどり。格安エアラインからノーマルなエアラインまで、スケジュールや予算に合わせて選べます。

また、少し時間はかかりますが、景色と時間の流れをゆったり楽しめるのが、列車とフェリーでの移動。ロンドンのユーストン駅(Euston)からイングランド西岸のホーリーヘッド(Holyhead)の港まで列車で約4時間、そしてホーリーヘッドからダブリンの港まではフェリーで約3時間半。運賃は片道29ポンドから、乗り換えも含めると7~8時間のゆったり旅です。

>>次のページは、ギネスの生まれ故郷ダブリンでのアイリッシュパブ体験です。
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