イギリス/イギリス関連情報

ロシア元スパイ怪死と、諜報機関の真実(3ページ目)

2006年11月にロンドンで起きた、元ロシア諜報部員の怪死事件。スパイ映画さながらの謎解きドラマが、目の前で展開されています。今回は、あなたの知らないスパイの世界、あっと驚く意外な事実をご紹介!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

ネットでスパイ募集?!

">「カジノ・ロワイヤル」本
「カジノ・ロワイヤル」の原作本。ボンド誕生秘話が書かれた第一作目です。画像をクリックすると詳細がみられます
幅広い人材を確保する必要をうけ、MI6は2006年4月、その100年あまりの歴史の中で初めて、職員を公募しました。新聞広告を打ち、ウェブサイトでも募集要項を公開!

そこでMI6のウェブサイトを見てみると、意外や意外、スパイのお仕事がQ&A形式で易しく解説されていました! マジメに解説されているのですが、なかなか楽しい! もちろん、ジェームス・ボンドについても触れられていましたよ。

さくっと意訳してみると、こんな感じです。
Q:ジェームス・ボンド映画の世界は、どの程度現実に近いのですか?
A:イアン・フレミングの小説は実際のMI6をモデルに書かれていますが、あくまでフィクションです。小説になる段階ですでに多少の脚色があり、そして小説から映画になる段階でも更に脚色されています。したがって、現実とは大きなギャップがあるといえるでしょう。しかしエキサイティングな仕事であることは事実で、その点ではボンド映画もあながち嘘ではありません。

このほかにも、「MYTHS AND REALITIES ABOUT SIS CAREERS」と題されたセクションを読み進めてみると、「MI6職員は独身でなければいけないって本当?」「家族や友人にも、本当の身元を明かしてはいけないの?」などなど、スパイのお仕事に関する素朴な疑問をたくさん取り上げて解説しています。

「007」映画の新作公開と、元ロシアスパイの暗殺事件……。今回は2つの注目トピックから、イギリスの諜報機関についてのお話でした。

リトビネンコ氏の暗殺事件については、まだまだ捜査が続きそうです。残されたご家族、ご友人のためにも、早く解決することを祈ります。

【関連リンク】
旅行が10倍楽しくなるコラム集……イギリスってこんなところ、イギリス人ってこんな人たち……生活すると見えてくる、イギリスのあれこれをつづったコラムを集めました。旅行の前に読んでおくと、旅がぐーんと楽しくなるはず!



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