文章:吉田 摩弥(All About「ロンドンで暮らす」旧ガイド)
イギリス流のフットボール(※)観戦といえば、パブ。もちろん自宅のテレビでも見られますが、パブでビールを飲みながら、仲間たちと大騒ぎするのが醍醐味のようです。
今回はドイツで開催された2006年W杯の2日目、6月10日に行われた「イングランド対パラグアイ」戦を見に、パブに行ってきました! 試合そのもののレポートは専門家にお任せして、ここではファンでなくても楽しめる、「パブでのW杯観戦・人間観察レポート」をお送りしましょう。
※イギリス英語では、「サッカー」ではなく「フットボール」(football)。短縮形で「フッティー」(footie)と呼ばれることも。
パブ観戦のお作法 その1:飲み物はビール!
「A pint of ○○, please!」と、ビールを注文します。○○には、飲みたい銘柄を。分からなければ、カウンターに並ぶ生ビールのハンドルを指さしてもOK |
飲み物は、もちろんビール! ラガービールをパイントグラスで、がお決まりです。1パイントは約570ml。日本のビールの「大瓶」に少し足りないくらいの量です。以前は「女性はパイントでなくハーフ(半分のサイズ)で」という習慣があったようですが、最近では女性も男性顔負けにお酒を飲むようになり、この習慣も消えつつあります。もちろん、一度に沢山飲むのが苦手な人は、ハーフパイントで注文しても大丈夫ですよ。
次のページでは、パブ観戦のお作法 その2です。