文章:吉田 摩弥(All About「ロンドンで暮らす」旧ガイド)

スーツケース
いよいよ出発! 持ち物は少なめに、が荷造りのコツ
渡航にあたっての荷造りは、できるだけコンパクトにしたいものですね。でも、はじめての海外生活は、何かと心配になって必要ないモノまで詰め込んでしまいがち。一方で、生活を始めてから「しまった!アレがない!」なんてこともしばしばです。今回は、そんな身の回り品についてお話しましょう。

どういう立場でロンドンに住むことになるのか、また滞在期間などによっても必要なモノは違ってきますが、基本は現地調達できないものから優先することです。ロンドンは大都市なので、生活必需品は大抵そろいます。ですから、到着してスグに必要になるものや、取り寄せに時間やお金がかかりそうなものを基準に荷造りするとよいでしょう。

【INDEX】
  • これだけは忘れずに! 日本製の精密機器類や医療データ
  • 必需品ではないけれど、あると便利な日本のモノ
  • 日本にあってロンドンにはないモノ
  • ロンドンでも調達できる必需品

    日本製の精密機器類と医療データ、現地調達が難しいものは忘れずに!

    小型変圧器と変換アダプター
    20Wまでの小型の変圧器(左)とヨーロッパ各国対応の変換プラグ(右)
    パソコンやデジタルカメラなどの精密機器に関しては、品質や品揃え、価格などを考えると日本から持って行くのが得策です。新品を買って持ち込む場合、関税をかけられる恐れがあるので、税関で尋問を受けてしまったら「個人的に使用する物で、すでに中古品です。」とハッキリ言いましょう。

    なお、日本から電化製品を持ち込む場合は、ACアダプターの表示を見て、イギリスの電圧(240V)に対応できるかを確認する必要があります。「INPUT(入力): 100~240V」となっていれば、プラグアダプターをつけるだけで大丈夫。もし「INPUT(入力): 100V」ならば変圧器が必要です。その場合には、消費電力(ワット数)も確認しましょう。合わないものを使うと故障の原因になるので注意が必要です。

    なお、イギリス国外にも旅行することを考えて、プラグアダプターは数ヶ国のプラグに対応できるセットを用意しておくと便利です。また、ほとんどの方が電子辞書を用意されていると思いますが、可能であれば、英語の他にいくつかヨーロッパの言語に対応するものが便利です。大抵の国では英語が通じますが、英語訳のないメニューや標識を読む時などに役立ちますよ。

    その他にも忘れてはならないのが常備薬や医療データの類です。過去に大きな怪我や病気をしたことのある人や常備薬のある人は、主治医に相談して治療に関するデータとその英訳を控えておくことをおすすめします。海外では薬の処方が異なる場合があるようです。

    必需品ではないけれど、あると便利な日本のモノ

    和テイストの小物
    和テイストの小物は、何かと重宝
    日本の食器類はロンドンでも買えますが、種類は少なくお値段も割高です。お箸や箸置き程度なら荷物にならないので、持ってきてしまっても良いですね。一膳だけでもスーツケースに入れておくと、到着したてでカトラリー類がない時にも重宝します。

    また、ランチにお弁当を持参したい人のために、イギリスのお弁当事情を。手作りランチといえば、サンドイッチにリンゴやバナナといった簡単なものが主流のためか、日本のようにキッチリ密閉できる優秀なお弁当箱は売っていません。せいぜい代用できるのが、食品保存用のタッパーウェアなのですが、ちょうど良いサイズを探すのも一苦労。イギリスにも進出しているMUJI(無印良品)でなら何種類かは扱っていますが、ロンドンでも手作りお弁当!という人は、お弁当箱も持ってきたほうが良いでしょう。

    総じてイギリスの文具は使い勝手がイマイチです。こだわりのある方は、ペンやシャープペンシルの芯などスペアを持ってくるとよいでしょう。そして「ノートに鉛筆」派の方、こちらには「下敷き」が存在しないのでご注意を!

    和テイストの一筆箋やレターセットなどは、ちょっとした贈り物として喜ばれます。プレゼントに添えるカードやお礼状にも使えて便利ですよ。あわせて筆ペンもあるとよいでしょう。また、浴衣・着物などの和装は、日常的な利用頻度は極めて低いのですが、もし余裕があるならパーティー用に浴衣を一着入れても良いですね。

    次のページでは、日本にあってロンドンにはないモノ、ロンドンでも調達できるモノをご紹介しましょう。