エリア別事情1 北米圏はチップが必要
国や地域によってチップ事情は大きく異なります。それぞれの特徴をまとめました。さまざまなシーンでチップを支払う機会が多い北米圏。1ドル紙幣を多めに持ち歩くようにしましょう。■アメリカ
レストランやタクシーは10~15%程度。端数を切り上げて渡しましょう。ハワイなどリゾート地の高級ホテルやレストランでディナーをとる場合、20%程度を支払うことも。枕銭は1米ドル。そのほかのサービスでも1~2ドルを渡します。
■カナダ
レストランやタクシーは10~15%程度ですが、チップがすでに含まれた請求書をテーブルに持ってくるケースもあるので、よく注意することです。枕銭は1カナダドル。
エリア別事情2
欧州はユーロ圏であっても国ごとに若干違いがある
欧州の場合、ユーロ圏であっても国ごとにチップの習慣には違いがあります。ユーロ紙幣の最小単位は5ユーロですが、チップにするには大きな額なので、コインで用意します。できれば50ユーロセントを多めに持っていると役立ちます。また、ユーロ以外の通貨を使用している国に旅行する場合、チップは、その国の通貨で支払うように心がけましょう。■ドイツ
レストランでは料金の5~10%程度をチップとして支払います。タクシーは10%。高級ホテルのポーターへは荷物1個につき1ユーロ。トイレを利用するときには、50セントを支払います。
■スイス
ホテルやレストランの料金には、サービス料が含まれているので、原則チップは不要です。会計のときに、端数をテーブルに置くなどの配慮をしましょう。ルームサービス等の基本は2スイスフラン。タクシーの利用時は、端数切り上げで渡すようにします。
■ハンガリー
レストランやタクシーは料金の10%程度をチップとして支払います。ホテルなどで特別なことをお願いした場合、200フォリントを目安にチップを用意します。
エリア別事情3 オセアニア圏は原則チップ不要
■オーストラリアチップの習慣はありません。都市部の高級レストランなどでサービス料が加算されていないときに、10~15%ほど加算して支払います。タクシーも同様で、端数を切り上げて渡すようにします。枕銭は不要ですが、ルームサービスなどには1回につき1豪ドル程度を支払います。
■ニュージーランド
チップの習慣はありません。特別なサービスに対して、端数を切り上げる、もしくは10%程度を加算して支払うことはあります。枕銭は不要ですが、ルームサービスなどには1回につき1ニュージーランドドル程度を支払います。