クリスマスに向けて恋人同士でまったりしたいと予定してるあなたへ、お勧めNYジャズスポットをお届け。
かおるさんはガイドの他にライターやハーレムのデイケアでボランティアとしても活躍中。 |
NYジャズのメッカはハーレムだった
19世紀末から20世紀初頭にかけてニューオリンズで生まれたといわれるジャズ。1920年ごろからはハーレムにて、NYジャズのメッカとなる既に下地ができていた。私が住んでいた3年前までのハーレムには、地元のお年寄りが集う鄙びたジャズを演奏するバーがたくさんあったのだが、地価高騰のためか何店舗もクローズしてしまった。それに対し近年では、ハーレムのあちこちにお洒落でリッチな人が集うゴージャス系のジャズレストランがオープンしている。ハーレム在住でハーレムにてツアーガイドをしている堂本かおるさん。いまやハーレムを語らせれば何でも知っているという彼女に、ハーレムに新しくオープンしているジャズの聴けるレストランを紹介いただいた。
ハーレムに、キャビアを食べられるレストランが登場するとは思わなかった。 |
ハーレム在住の名士たち御用達レストランともいえるピア2110。ここのオーナーはコリアン女性ベティー・パーク。ハーレムの人たちの「ほかほか弁当」的存在になってる人気のデリカテッセン(並べられてる食材を客がピックアップして量り売りしてもらう)Manna'sのオーナーでもある。マンハッタンにもデリカテッセンはあるが、ここの売りは黒人特有のソウルフードやカリビアンフードが食べられるところ。ピア2110はアジアン&ソウルフードのミックスで、スシバーもある。内装もちょっぴりアジアンテイストでステキ。
<DATA>
アダルトに南国ムードの漂うレストラン。 |
ジャマイカ系の母娘がオーナーの店。ソウルフードやスパイシーなカリビアンフードを食べながらジャズの演奏が聴ける。料理だけでなく、音楽のレベルも高いのだろう、様々なジャンルのミュージシャンが集っているようだ。125ST(ハーレムのメインストリート)に面し地下鉄の駅からも近いので行きやすい。ここなら観光客一人でも安全そうなエリア。もちろん注意はおこたらないで。私が以前インタビューさせていただいたシンガーTaekoさんもここでよく演奏している。
カウンターでも食事できる。 |
<DATA>
かなり高級感のある雰囲気なので、ドレスアップして出かけよう。 |
ここは前述のモーベイとオーナーが同じ。シュガーヒルにあるので、周辺に住んでいるお金持ちのたまり場的なレストラン。モーベイがカリビアン系料理なのに対して、バトンルージュはニューオリンズ系。
<DATA>
食事をした後に通うべきハーレム老舗のジャズバーは次のページへ。