アメリカの2月は、Black History Month(黒人歴史月間)といって「黒人の歴史について考え直す」月になっている。
毎年この月になるとテレビを始め、アメリカ各地にある黒人コミュニティーでいろいろなイベントが行われる。もちろんハーレムも例外ではない。

黒人といえば「奴隷」で「差別」されていた人種とすぐ思い出されるかもしれないが、そのきっかけはどんなことだったのだろうか?


アフリカ人が奴隷になったきっかけは、こんな些細なことから。


15世紀、世界はちょうど大航海時期。
ある熱意溢れる若いポルトガル人が、「海のオオカミ(トドアシカ)」の油と皮を運ぶためにアフリカにきていたのだが、ふっとアフリカの地に住んでいる人を「王子さまへおみやげにできたら」と思った。これが後にアフリカ人(後の、アフリカン・アメリカンなど)の大いなる悲劇への始まり。

ショーンバーグ図書館での展覧会:In Motion


Authur Shomburg氏という人が、数多くの黒人文化を収集していたので彼の名前がつけられた図書館。


ハーレム135丁目にある「ショーンバーグ図書館(正式名称はSchomburg Center for Research in Black Culture)」はアメリカにおける黒人に関する資料などをすべてまかなっている、リサーチ図書館。
この中にある展示会場では、毎回毎回、黒人に関連した展覧会が行われている。

この2月は「In Motion : The African-American Migration Experience」

アフリカから貨物のように、遠いアメリカ大陸へ連れてこられたアフリカ人たち。
当時彼らが実際に付けられていた「手錠」、脱走した奴隷捜査のポスター、そして奴隷制度が廃止されたあと、黒人たちがアメリカのどの州へ移動していったのか、などといったことが、わかりやすく当時の資料と写真で構成されている。