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もはや駐妻とは呼ばせない!ビジネスウーマン NYで働く駐在員の妻<後編>(2ページ目)

駐在員の妻でありながら、ニューヨークでキッチン用品をプロデュースしている会社OXO(オクソー・インターナショナル)で仕事をはじめた女性にインタビューの後編。

執筆者:溝口 弘恵

関節炎の奥さんをいたわって起業したOXO

「OXO(オクソー・インターナショナル)社は、1990年にサム・ファーバー氏が設立した。彼は既に引退してたんだけど、関節炎の奥さんが調理器具を持つのに苦労してるのを見て、『誰にでも持ちやすくて使いやすいキッチン用品を作ろう』というコンセプトで起業したのよ。」

オフィスでは、さすがキッチン用品の会社だけあって、キッチンも充実している。ランチタイムには、そこで調理してランチを食べる社員でにぎわっていた。

ニューヨークで働いてみて、日本と違うところは?


「OXOが特別なのかもしれないけど、変なせめぎあいやプレッシャーや他人の目みたいのが無いので、すごくラクかな。それは単に私が噂話がよく聞き取れない皆の関心の対象外の外国人だからかもしれないけど。逆に飲みに行ってもずっと英語しゃべんなくちゃならないし、しみじみ語りのモードに入れないので孤独です。だから日本人の飲み友達ほしいっ!」

これからニューヨークで仕事探しする人へのアドバイスなど。

「う~ん、転職歴5回の私が思うには、やっぱり如何に自分の経験をアピールするかって事かな。『これやってきました』だけじゃなくて『だからあなたの会社でこれが出来て、私がやればこのくらい儲けが出ます。』までちゃんと言えればいいのでは。」

インタビューを終えて・・・。紫乃さんって、思った以上にマイペースで、ニューヨーク在住暦の少ない日本人にしては臆面のないタイプ。それでも、現OXOの社長からはもっとアグレッシブになれとアドバイスされるそうだ。

たしかに子供の頃からアグレッシブに育てられてるアメリカ人と張りあうのは大変そう。しかし、日本人の繊細さと、心配りやセンスを生かして、彼女はアメリカでも更なる実績を上げるに違いない。


紫乃さんが勤めるOXO(オクソー・インターナショナル)のサイト

OXO日本語での問い合わせはこちらまで。
sfukuyama@oxo.com


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