いよいよ申請だ。私が行ったオフィスは、古ぼけたビルで年寄りが待合室に多かったせいか、病院みたいだった。この時、パスポートと、就労ビザを持って行った。申請用紙はオフィスでもらって書き込んだ。ついでだがボールペンも忘れずに。
申込用紙にはMother's Maiden Name(母親の旧姓)を書き込む欄もある。
「まーいちいち本当かどうかを調べたりしないだろうから、母親の旧姓なんて、でたらめでもよさそうだ」と、その時は思ったけど、再発行などの手続きの際に、本人と確認するために自分の名前と誕生日と母の旧姓が「あいことば」のように使われるので、間違えのないように記入しておこう。
オフィスの人は、お役所仕事なせいか無愛想な人ばかり。しかも事務処理の速度もトロい。なので時間に余裕を持って出かけよう!
申請が終了するとレシートをもらう。カードが届く前にソーシャルセキュリティーナンバーが必要になれば、ここに電話すればナンバーを教えてくれる。
たいていは申請から2、3週間で自宅にソーシャルセキュリティーカードが郵送されてくる。しかーーーし、アメリカのお役所仕事は、いい加減なので2、3週間たっても届かなければ、必ず電話をして確認すべし。
私の場合、1ヶ月近くたってもカードが届かなかったので電話してみたら、申請書類を誰かが紛失していた。「もう一度オフィスに来て、申請してください」と言われた。ここでムカついていても、アメリカでは生きていけない。
すみやかにオフィスへ足を運び、再度、申請の手続きを行おう。
青いペラペラ紙でのプラスチック加工もしてないソーシャルセキュリティーカードは郵送されてくる。ダイレクトメールと間違って捨てないように用心しよう。このソーシャルセキュリティーナンバーは一生、使える。たいていは、番号だけを聞かれるので、カードを持参する必要はない。
日本にしばらく戻っていても、再発行する必要はないので大切に保管しておこう。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。