メディケアやその他のメディカル・プログラムは65歳以上や低所得者層が対象となる。会社員ならば、勤務先の会社が社員への福利厚生として持っている団体保険に加入できるが、会社に属してなければ個人で保険に加入している。
アメリカの医療保険は主にHMO(Health Maintenance Organization)、PPO(Preferred Provider Organization) 、POS(Point of Service) 、インデムニティー(Indemnity Plan) がある。
HMOは、Co-Paymentと呼ばれる自己負担額が比較的安い。まず各保険会社が契約しているネットワーク内からPCP(Primary Care Physician)と呼ばれる主治医を指定する。病気の重度により手術が必要だったり専門医の治療を必要とする場合は、主治医に紹介状をもらい別の医療機関に行く。専門医にかかる場合、常に主治医の紹介状を必要とするので面倒。
PPOは自己負担額が高い。ネットワーク内の医療機関なら主治医を介さないでどこの医療機関でも通うことができる。
POSはHMOかPPOのどちらで治療を受けるか加入者が選択できるという便利なもの。
インデムニティープランは、古くからある保険制度で保険料も高い。どこの医療機関でも利用できる。
アメリカの保険制度で残念なことは、上記の保険では歯科や眼科での治療はカバーされないということ。もし、歯科医や眼科医にかからなければならないときは、上記の制度とは別の保険に加入しなくてはならないのだ。
アメリカンデンタルアソシエーション(歯科組合)
http://www.ada.org
眼科の保険会社
http://www.visionplans.com/index.htm